ストリートファイターZERO ミステリアス・ファクト

ストリートファイターZERO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/29 08:40 UTC 版)

ミステリアス・ファクト

隠しキャラクター

本シリーズは隠しキャラクターが多いことが特徴。隠しキャラクターは以下の通り。

『ZERO』
ベガ、豪鬼、ダン。ベガと豪鬼は、CPU用とプレイヤー用で性能差がある。
『ZERO2』
真・豪鬼(AC版ではCPU戦専用敵キャラクター)、『II』衣装の春麗。
北米版『ALPHA2』ではさらに、殺意の波動に目覚めたリュウ(日本で『ZERO2 ALPHA』が発売される一因となった)、『II'』性能のザンギエフ、ダルシムが追加された。セガサターン版『ZERO2』では北米版のものに加え、色違いさくらも追加。
『ZERO2 ALPHA』/『ZERO2'』
真・豪鬼(AC版ではCPU戦専用敵キャラクター、真・豪鬼モード)、『II』衣装の春麗、殺意の波動に目覚めたリュウ、色違いさくら、『II'』性能のリュウ、ケン、春麗、ザンギエフ、ダルシム、サガット、ベガ。家庭用『ZERO2'』ではこれに加えて、キャミィ(「対戦モード」「トレーニングモード」のみ)。
『ZERO3』
ファイナルベガ(AC版・PS版ではCPU戦専用敵キャラクター)、バイソン、ユーリ、ユーニ。家庭用『ZERO3』ではこれに加えて、ガイル、殺意の波動に目覚めたリュウ、真・豪鬼が追加され、バイソンの性能が変更された(AC版仕様はEXバイソンとなった)。
『ZERO3↑』
真・豪鬼、ファイナルベガ、EXバイソン(AC版『ZERO3』仕様)。ゲームボーイアドバンス版『ZERO3↑』ではこれに加えて、マキ、イーグル、ユンが追加された。

ドラマチックバトル

本シリーズ(『ZERO2』を除く)では「ドラマチックバトル(または、ドラマティックバトル)」と呼ばれる、2対1の対戦を行うモードが存在する。

『ZERO』では隠しモードとして存在し、リュウ・ケン対ベガの組み合わせに限られている。劇場版アニメ『ストリートファイターII MOVIE』のクライマックスを再現したモードであり、見に行ったスタッフたちが映画に感銘を受けたことで再現された[29]。AC版『ZERO』ではこのモードに限り同映画の主題歌『恋しさと せつなさと 心強さと』のインストバージョン(そのままの楽曲は入れられなかった[29])が流れるというタイアップ・ファンサービスを兼ねたものになっている。このためAC版『ZERO』の基板にはJASRACのシールが貼られ、そのコストは基板1枚当たり30円と言われている(収録されたバージョンの長さが2分3秒で、当時の許諾料のレートは10円/分(端数切り上げ)であったため)[30]。なお体力ゲージはプレイヤー側の2人で共有となっており、両者が同時に攻撃を受けるとダメージが倍増する(『ZERO』『ZERO2 ALPHA』も同様)。CPSチェンジャー版のみプレイヤーキャラクター2体を自由選択可能に変更されている。

『ZERO2 ALPHA』では独立した1つのゲームモードとなった。プレイヤーキャラクター2体は自由に選択可能で、プレイヤー1人で始める場合はCPUがパートナーになる。敵キャラクターはアドン、サガット、ベガ、真・豪鬼の順に登場し、真・豪鬼を倒せばエンディングとなる。このモードではスーパーコンボゲージが常時LV3に固定されるため、スーパーコンボ・オリジナルコンボが無制限に使用可能で、このモードならではの連続技を追求できる。

『ZERO3』では一部キャラクターのCPU戦(コンピュータが対戦相手を操作するストーリーモード)で、最終ボスであるファイナルベガ戦の前にユーリ&ユーニと1対2で対戦する「逆ドラマチックバトル」と呼ばれるステージがある。またPS版と『ZERO3↑↑』以外の「ドラマチックバトルモード」での1人プレイでは、選択したキャラクターと関連のあるキャラクターがパートナーになる(例えばリュウを選べばケン、さくらを選べばかりん、サガットを選べばアドンなど)。敵キャラクターとしてV-ISMアドン、X-ISM豪鬼、S-ISMバイソン、バルログ、サガット、ファイナルベガ(バルログとサガットもS-ISMになるが、ゲージ仕様以外はZ-ISMと同じ)の順に登場する。PS版ではリュウ&ケン、ユーリ&ユーニ、同キャラクターのコンビのいずれかによるアーケードと同様のプレイか、もしくはメンバー自由選択の1戦のみとなっている。『ZERO3↑↑』ではパートナーも任意に選択でき、対戦相手はランダム5人+それまでの作品における2人目以降(X-ISM豪鬼、S-ISMバイソン、S-ISMバルログ、S-ISMサガット、ファイナルベガ)となっている。なお『ZERO3』では体力ゲージがチームのメンバーで個別となっている一方、スーパーコンボゲージは通常の仕様となった。

サバイバルモード

『ZERO2 ALPHA』より追加。CPUと1キャラにつき1ラウンドずつ戦うモード。使用キャラクターがK.O.された時点でゲームオーバーとなる。スーパーコンボゲージはラウンド終了時点で溜った分は次のラウンドに持ち越され、体力ゲージは全回復せずに一定分だけ回復した上で次のラウンドに持ち越されるルールになっている。体力回復量は「必殺技のヒット数」「フィニッシュ」「残り時間」「運」から算出される。必殺技の場合は14ヒット以上の回復量は増加しない。残り時間の場合は、同じ時間で敵を倒してもステージが進むにつれて回復量は目減りする[31]。『ZERO3』では、ガードゲージが減らされた場合は、次のラウンドでリセットされる。

真・豪鬼モード

『ZERO2 ALPHA』より追加。無条件で高難易度設定の真・豪鬼と対戦するだけのモードである。勝敗に関係なく対戦が終了するとゲームオーバーとなる。


  1. ^ a b c d 『ストリートファイター エターナルチャレンジ』双葉社、2003年7月5日、255-256頁。ISBN 4-575-16385-6 
  2. ^ a b c ゲーメストムックVol.16『ストリートファイターZERO』より。
  3. ^ 『スーパーストリートファイターII』から『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』まで担当している。
  4. ^ ALL ABOUTシリーズVol.11 『ストリートファイターZERO』p259より。
  5. ^ a b c 『ALL ABOUT ストリートファイターZERO3』電波新聞社、1998年11月30日、5頁。ISBN 978-4885544958 
  6. ^ 『ゲーメスト』1995年8月15日号、新声社、24頁。
  7. ^ 『ストリートファイター15周年 最強読本』宝島社、2003年9月26日、ISBN 4-7966-3545-9、34頁。
  8. ^ http://game.capcom.com/cfn/sfv/column-112413.html
  9. ^ (日本語) 【無念】ストリートファイターZEROのクオリティに実は問題があります【ストZERO】, https://www.youtube.com/watch?v=ekP3LjfNg4c 2021年3月14日閲覧。 
  10. ^ 『ALL ABOUT ストリートファイターZERO3』167ページ、電波新聞社より。
  11. ^ 『ALL ABOUT ストリートファイターZERO2』電波新聞社、1996年6月30日、323頁。 
  12. ^ 『ALL ABOUT ストリートファイターZERO3』電波新聞社、1998年11月30日、403頁。 
  13. ^ 株式会社QBQ編『ゲームボーイクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年。ISBN 9784865117790 p104
  14. ^ a b 『GAME CLIP VI』ジャパン・ミックス株式会社、1996年8月26日、44-48頁。 
  15. ^ 電撃PlayStation F2 4月増刊号』メディアワークス、1996年4月10日。 
  16. ^ ファミ通 発売間近 完全独占スクープ ストリートファイターZERO2』 No.392、アスキー、1996年6月21日、173-177頁。 
  17. ^ 殺意の波動に目覚めたリュウのBGMは、元々『ZERO3』でベガ使用時に最後のリュウとの戦いで使用された曲。真・豪鬼のBGMは、元の9人目で登場する豪鬼との戦いで使用された曲。
  18. ^ 『ファミ通Dreamcast SEGA Official Magazine』通巻4号、セガ、1999年5月1日、18-21頁。 
  19. ^ 『週刊ファミ通 No.666』エンターブレイン、2001年9月21日、216,217頁。 
  20. ^ ストリートファイターZERO3 ダブルアッパー - 4ギガバイト以上のメモリースティックの使用について株式会社カプコン サポート
  21. ^ 『ALL ABOUT ストリートファイターZERO』 Vol.11、電波新聞社、1995年10月25日、138頁。 
  22. ^ a b c d 『ストリートファイターZERO2 パーフェクトガイド』ソフトバンク、1996年10月30日、4-12頁。 
  23. ^ 基本値はZ-ISMのレベル3と同じだが、X-ISMによる攻撃力補正の結果、Z-ISMのレベル3よりダメージが多くなっている。
  24. ^ a b c 『ストリートファイターZERO2 ゲーメストムック』 Vol.35、新声社、1996年7月10日、3,4,5,頁。 
  25. ^ 『アーケードゲームMagazine 創刊6号』SOFTBANK MOOK、1996年4月1日、20-23頁。 
  26. ^ a b 『ストリートファイターZERO2 ゲーメストムック』 Vol.35、新声社、1996年7月10日、266,267,268,269,頁。 
  27. ^ ファイナルベガ、M.バイソン、ユーリ&ユーニが使用。「サバイバルモード」ではバルログやサガットも使用する。
  28. ^ 『ALL ABOUT ストリートファイターZERO2』電波新聞社、1996年6月30日、200頁。 
  29. ^ a b 『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』メーカーの垣根を越えた開発者クロストークインタビューを公開【第一回】(2/2)
  30. ^ 北米版ではベガのテーマに变更されている。
  31. ^ 『ALL ABOUT ストリートファイターZERO2 ALPHA』電波新聞社、1996年11月11日、86,87頁。 
  32. ^ 『ファイナルファイト』の仮タイトルは『ストリートファイター'89』であり、『ストリートファイター』の続編という位置づけで開発されていた。
  33. ^ 元は『さくらがんばる!』のオリジナルキャラクター。
  34. ^ 殺意の波動に目覚めたリュウ使用時は中ボス。また、ベガ(AC版『ZERO3』のみ隠しキャラクターを含む)使用時はリュウが最終ボスとなる。
  35. ^ 漢字名はブックレットより。ドラマ中では「ワン・カイシン」と呼ばれている。






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