シムシティ
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NES版
1991年、アメリカのコンシューマー・エレクトロニクス・ショーでNES版とSNES版の販売がアナウンスされるもNES版はリリースされなかった。しかし2017年、NES版のプロトタイプカートリッジが米シアトルの中古ゲームショップに持ち込まれた。NES版はSNES版とほとんど同じ内容だがファミコン版独自のBGMも収録されているなどの違いがある。発見されたプロトタイプカートリッジは完全版ではなかったため、有志によって完成、2018年12月25日からオープンソースとしてROMデータが公開された[21][22][23]。
MSX版
イマジニアからMSX2版のシムシティーの発売がアナウンスされたが、開発を担当していたプログラマーが開発途中で逃亡。その後発売中止になった。しかしながら海外ではブラジルのアミューズメントファクトリーがMSX1版のシムシティーを公開している[24]。
SIM CITY CD
従来のシムシティーの配布媒体はフロッピーディスクであった(FM TOWNS版を除く)。そのため、その後発売されたCD版のシムシティーはSIM SITY CDの名称で発売された(1995年5月1日発売)。他には、1996年2月1日『SIM CITY 2000 & SIM CITY CD』、1996年2月1日『SIM town & SIM CITY CD』、1996年5月1日『SIM CITY CD キャンペーン版』などが発売された。対応機種はPCとMACである。
シムシティリターンズ(SIM CITY Returns)
シムシティーの拡張版である。従来のシムシティーがディスク1枚なのに対し、シムシティリターンズはディスク3枚組にボリュームアップしている。「シムシティリターンズ」以外にも「シムシティ2000&シムシティリターンズ」「シムタウン&シムシティリターンズ」の名称で販売された[25]。対応機種としては、Windows 3.1用、Windows 3.1/Windows 95用、Macintosh用がある。プレイに支障は無いがWindows XPでウインドウを縮小や最大化すると、ウインドウ内が正しく表示されない[26]。また、海外では「SIMCITY GRAPHICS」というシナリオ集も発売されている。
シムシティー・クラシック(SIM CITY CLASSIC)
2002年5月24日[27]には携帯電話のアプリケーションとしても登場、ハドソンから配信されている[28]。この頃から従来の元祖シムシティーは他のバージョンのシムシティーと区別するためにシムシティー・クラシックの名称で発売されている。携帯電話版のシムシティーは他ユーザーと電気やゴミを売買できる様になっている。パソコン版のSIM CITY CLASSICは英語版のみの発売で日本語版は発売されていない。DOS版のシムシティー・クラシックはHP200LXで動作する。
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- ^ 石塚辰郎, 野田祐己 & 春日秀美 1990, p. 70- 野田は同著の「シミュレーションゲーム初心者のSIM CITY日記」内で、「何かモゴモゴ動いているものがある。(中略)これが怪獣だ。なんとmade in Japanのゴジラではないか。」と記述している。
- ^ 石塚辰郎, 野田祐己 & 春日秀美 1990, pp. 164–165.
- ^ 石塚辰郎, 野田祐己 & 春日秀美 1990, p. 56.
- ^ 石塚辰郎, 野田祐己 & 春日秀美 1990, p. 28- 石塚によれば、PC-98における汚染の半減期は50年。
- ^ (jp) SIMCITY用語集 2022年7月1日閲覧。
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- ^ 花屋敷 - iPhone版 シムシティデラックス 攻略メモ 2023年4月23日閲覧。
- ^ SimCity Deluxe(iPhone / iPod版)攻略 2023年4月23日閲覧。
- ^ 。https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E458729-000/00。2023年10月12日閲覧。
固有名詞の分類
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