コシノヒロコ 人物

コシノヒロコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 14:16 UTC 版)

人物

母は同じくファッションデザイナーの小篠綾子。同じくファッションデザイナーの妹コシノジュンコ(小篠順子)、コシノミチコ(小篠美智子)とともに「コシノ三姉妹」として知られる。娘(次女)の小篠ゆまもファッションデザイナーである。長女の小篠由佳は株式会社ヒロココシノの代表取締役社長[3][4]

3歳の頃より祖父の影響で歌舞伎文楽お茶屋の文化に親しむなど、幼少の頃から様々な事に興味をもち、中でも絵を描く事を好み、将来の夢として絵描きを志す[5]

大阪府立岸和田高等学校在学中に美術部に入部、絵画を学ぶ。高校卒業後、美大進学を母親に反対され進路に迷っていたが中原淳一のデザインの絵を見て、縫製嫌いだったコシノは縫わずとも画家という形でファッションに携わることができると気づき、ファッションの世界に進む事を決意[5][6]

上京後、文化服装学院に通いつつ、スタイル画の大家、原雅夫に師事。「銀座小松ストアー(現・ギンザコマツ)」に勤務し、銀座で三宅一生高田賢三らと交流する[7]

アーティストとしても活動しており、2012年には東京・銀座に旗艦店の「ヒロココシノ銀座店」とあわせてアート作品展示館の「KHギャラリー」をオープン[8]。翌2013年には、兵庫県芦屋市安藤忠雄設計の旧自邸をギャラリーとして改装し、「KHギャラリー芦屋」として予約制で一般公開している[9]。アート作品を発表する際は、本名の「小篠弘子」と表記している。

地元・大阪府岸和田市のだんじり祭りの時期には、「お母ちゃんのためにも」と3姉妹で岸和田に帰郷している[6]

プロ野球監督の星野仙一との親交でも知られ、星野の大阪後援会では副会長(婦人部部長)を務めている他、文化服装学院の同窓会・すみれ会の会長を十年ほど務めていた[10]


  1. ^ 1月15日はコシノヒロコの誕生日です』 2014年1月15日 FASHION HEADLINE
  2. ^ プロフィール ORICON NEWS
  3. ^ ヒロココシノがトップ交代、長女が社長に就任”. Fashionsnap.com (2016年9月1日). 2018年4月18日閲覧。
  4. ^ akaike (2016年9月1日). “ヒロココシノの新社長に長女の小篠由佳氏”. WWDJAPAN. 2022年10月19日閲覧。
  5. ^ a b コシノヒロコさん…美意識は祖父から、発想力は母から”. 読売新聞(YOMIURI ONLINE) (2016年6月28日). 2018年4月18日閲覧。
  6. ^ a b [サワコの朝 (2015年2月7日放送回)”. gooテレビ番組 (2015年2月7日). 2018年4月18日閲覧。
  7. ^ 世界的ファッションデザイナー・コシノヒロコさんが見た「銀座」の魅力とは
  8. ^ コシノヒロコ、路面店とアートギャラリーを銀座に同時オープン』 2012年8月11日 Fashionsnap.com
  9. ^ 安藤忠雄が設計した小篠弘子邸がアートギャラリーとなって一般公開』 2013年6月9日 WWD JAPAN.COM
  10. ^ a b パリ仕込み「モード界の母」 小池千枝さんを偲んで”. Asahi Shimbun Digital[and] (2014年8月11日). 2018年4月18日閲覧。
  11. ^ 『 小池千枝の軌跡 〜100年の情熱 』 開催中”. 長野県須坂市 (2017年10月11日). 2018年4月18日閲覧。
  12. ^ 【大阪ファッションを探せ(8)】パリコレにはなれなかった「大阪コレクション」(上)ホンモノのショーがやってきた(1/3ページ)”. 産経WEST (2015年1月3日). 2018年4月18日閲覧。
  13. ^ 【大阪ファッションを探せ(8)】パリコレにはなれなかった「大阪コレクション」(上)ホンモノのショーがやってきた(2/3ページ)”. 産経WEST (2015年1月3日). 2018年4月18日閲覧。
  14. ^ コシノヒロコさん名誉館長に 神戸ファッション美術館”. 神戸新聞NEXT (2018年4月3日). 2018年4月18日閲覧。
  15. ^ コシノヒロコのアート展が伊勢丹新宿本店で開催”. WWD JAPAN (2015年4月21日). 2018年4月18日閲覧。






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コシノヒロコ」の関連用語

コシノヒロコのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コシノヒロコのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコシノヒロコ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS