ガリシア語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 10:14 UTC 版)
方言
ガリシア語は現在大きく分けて、3つの方言地域に分けられている[2]。西部のア・コルーニャ県とポンテベドラ県の海岸地域(コスタ・ダ・モルテ、リアス・バイシャス)を中心とする西部方言地域(西部ブロック)、東部のルーゴ県とオウレンセ県の東部地域並びに隣接するアストゥリアス州とカスティーリャ・イ・レオン州の西部で話されている東部方言地域(東部ブロック)、その中間に位置するア・コルーニャ県・ポンテベドラ県東部とルーゴ県・オウレンセ県の大部分で話されている中部方言地域(中央ブロック)である。
- セセオ
- ヘアーダ
一部の方言には通常の1人称、2人称複数代名詞(nós、vós)とは別に、排他的な1人称、2人称複数代名詞(nosoutros、vosoutros)が存在する(ただし地域によっては、nós、vósの代わりにnosoutros、vosoutrosが使われる)。
また、ガリシア州外の以下の地域でもガリシア語の変種が話されている。
- アストゥリアス州の西部、エオ川とナビア川に挟まれた地域で話されている言語、アストゥリアス・ガリシア語、エオナビア語(gl、ast)と呼ばれる。
- カスティーリャ・イ・レオン州レオン県及びサモーラ県西部
- エストレマドゥーラ州カセレス県で話されている。Fala de Estremaduraと呼ばれる[3]。
ラテン語からガリシア語への変化
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ガリシア語についての日本語文献
柿原武史「少数言語復興政策は押しつけなのか−ガリシア語の事例−」『社会言語学』VIII、2008年
参考文献
- ÁLVAREZ, Rosario et Xosé Xove (2002): Gramática da Lingua Galega, Editorial Galaxia, Vigo ISBN 84-8288-335-6
- REAL ACADEMIA GALEGA et INSTITUTO DA LINGUA GALEGA (2004): Normas ortográficas e morfolóxicas do idioma galego, ISBN 84-87987-51-6
- Costas González, Xosé-Henrique (2011): A lingua galega no Eo-Navia, Bierzo Occidental, As Portelas, Calabor e o Val do Ellas; Historia, breve caracterización e situación sociolingüística actual, Cadernos de Lingua Anexo 8, Real Academia Galega, A Coruña, ISBN 978-84-87987-46-5
関連項目
- ^ 欧州委員会 (2005年11月). Europeans and their Languages - Special Eurobarometer (PDF) (Report). ここに挙げた数字は欧州委員会によって2005年11月、12月に実施された言語調査に基づいている。同調査は15歳以上のものを対象としており、当時のスペインの該当人口は35,882,820人で(12頁)、ガリシア語母語話者率5%(2頁)より算出。Ethnologueのデータによれば全世界での話者人口(第一言語話者数、第二言語話者数を含む)はデータが1986年で古いが3,185,000人(2010年)となっている([1])参照。
- ^ Fernández Rei, Francisco (1990). Dialectoloxía da lingua galega. Universitaria manuais (3ª, 2003 ed.). Xerais. pp. 34-38. ISBN 8475074723
- ^ Costas González, Xosé-Henrique (2013). O valego As falas de orixe galega do Val do Ellas (Cáceres - Estremadura). Vigo: Edicións Xerais de Galicia. ISBN 9788499145570
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