カルストンライトオ 戦績

カルストンライトオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 07:52 UTC 版)

戦績

新馬戦、かえで賞(500万特別)を連勝し、朝日杯3歳ステークスに向かうも10着。その後、ファルコンステークスアイビスサマーダッシュセントウルステークスなど1番人気に推されるも惜敗。4歳時のアイビスサマーダッシュにて重賞初勝利。この時の勝ちタイム(53秒7)は現在も新潟直線1,000mのレコードタイムである(この時,400m〜200m間の1ハロンのタイムが9.6秒[3]という記録をマークしている)。

2003年は9月に復帰し、5走してオープン競走のアンドロメダステークスで1勝を挙げているが、2桁着順が3回と全体的に調子を崩している。馬自身のスピードはファンにも認められており、そこそこの人気には推されることはあるものの、その惨敗ぶりから重賞では力不足と言われることもあった。また、果敢にハナを切って沈んでいくレーススタイルから、1,200mすら距離が長いと評されることもあった。

2004年のアイビスサマーダッシュで優勝。続くスプリンターズステークスでは、2着デュランダルに4馬身差をつける圧勝であった。アイビスサマーダッシュでは内枠スタートの直後に一気に外ラチまで寄ってからの逃げ切り、スプリンターズステークスでは不良馬場を利して4コーナーでの驚異的な再加速で後続を突き放しての優勝であり、鞍上の大西直宏の同馬の性質を考慮した好騎乗が光る結果となった。

2005年は、阪急杯2着、高松宮記念4着の後、アイビスサマーダッシュに出走。単勝1.8倍の1番人気に推されるも、59kgの斤量を背負って内枠となり、4着であった。次走のスプリンターズステークスでは、一時直線で抜け出すも10着に終わる。以降の出走は無く、2005年11月2日付けで競走馬登録を抹消[4]

新設されたばかりの新潟の直線コースでの重賞(アイビスサマーダッシュ)を出走機会連勝(5歳時はコズミで出走出来ず)していることや、レース序盤に猛烈な加速を見せあとは粘りこみを図る競馬スタイルがファンの支持を得た。スタートダッシュよりも、むしろスタートしてからの圧倒的な加速力とゴール前での粘り込みが特徴的な馬であった。スプリンターズステークスを勝っているが、戦績としてはほとんどの勝ち鞍を平坦コースで挙げており、そのスタイルを裏付けている。なお、2012年にパドトロワが勝利するまで、この馬以外にアイビスサマーダッシュで勝ち鞍を挙げている牡馬はいなかった。


カルストンライトオ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 インリアリティ系
[§ 2]

*ウォーニング
Warning
1985 鹿毛
父の父
Known Fact
1977 鹿毛
In Reality Intentionally
My Dear Girl
Tamerett Tim Tam
Mixed Marriage
父の母
Slightly Dangerous
1979 鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Where You Lead Raise a Native
Noblesse

オオシマルチア
1990 黒鹿毛
*クリスタルグリッターズ
Crystal Glitters
1980 鹿毛
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Tales to Tell Donut King
Fleeting Doll
母の母
オオシマスズラン
1978 鹿毛
*カウアイキング Native Dancer
Sweep In
ネバージョオー *ネヴァービート
グンシン
母系(F-No.) ボニーナンシー系(FN:10-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Native Dancer 5×4 [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ カルストンライトオ 5代血統表2017年8月26日閲覧。
  2. ^ netkeiba.com カルストンライトオ 5代血統表2017年8月26日閲覧。
  3. ^ JBISサーチ カルストンライトオ 5代血統表2017年8月26日閲覧。
  4. ^ JBISサーチ カルストンライトオ 5代血統表2017年8月26日閲覧。
  1. ^ a b c d カルストンライトオ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年6月24日閲覧。
  2. ^ World Thoroughbred Racehorse Rankings”. IFHA. 2022年6月24日閲覧。
  3. ^ 有効数字2桁で計算すると、200/9.6 * 3.6 = 75 [km/h] に相当する速さである。
  4. ^ カルストンライトオ引退”. ラジオNIKKEI. 2022年3月12日閲覧。
  5. ^ 『優駿』2013年8月号、168頁。 
  6. ^ 夢-CALSTONELIGHTO『カルストンライトオの血を繋ぐ!!』 https://dreamhorse.jp/calstonelighto/
  7. ^ 日西牧場の公式X(旧Twitter)” (2024年2月7日). 2024年2月7日閲覧。
  8. ^ ヒメカイドウ”. JBISサーチ. 2017年10月28日閲覧。
  9. ^ ブレイヴコール”. JBISサーチ. 2017年10月28日閲覧。
  10. ^ トゥリパ”. JBISサーチ. 2018年5月18日閲覧。
  11. ^ カルストンライトオの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2024年2月7日閲覧。
  12. ^ カルストンライトオ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年2月7日閲覧。
  13. ^ CALSTONE LIGHT O - The Hong Kong Jockey Club”. 香港ジョッキークラブ. 2024年2月7日閲覧。






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