アールト大学 キャンパス

アールト大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 16:59 UTC 版)

キャンパス

大学のメインキャンパスはエスポーのオタニエミにある。他にはアラビアとトーロの2箇所にキャンパスがあり、それぞれヘルシンキ美術大学とヘルシンキ経済大学から引き継いたものである。しかし、どちらも段階的にオタニエミに移転中で、ビジネス学部の修士課程のみトーロに残る予定である[7]

オタニエミ(メインキャンパス)

理工学系の4学部はエスポーのオタニエミにある。ヘルシンキ中心部から10キロほど離れた、アルヴァ・アールトがデザインしたキャンパスだ。オタニエミは高度な技術が密集している街である。フィンランドの林業の連携実験研究所KCL、ビジネスインキュベーターのインノポリ、テクノポリスなど、ハイテク企業が近くに位置している。またケイラニエミにも隣接しており、そこには生命科学センターや著名なフィンランド企業(ノキアフォータムなど)の法人本部がある。2017年11月に開業したヘルシンキ地下鉄アールト大学駅がキャンパスに直結しており、ヘルシンキ中央駅からおよそ12分である。

Teekkarikylä」と呼ばれる学生寮には、工学系の学生2,000人が住んでいる。この寮もオタニエミにある。100を超える学生団体が学内に存在し、スポーツから音楽まで幅広い課外活動の機会を提供している。

研究体制

美術・デザイン・建築学部

美術・デザイン・建築学部は138年にわたってフィンランドのアート・デザイン教育を牽引してきた。国際的な大学院大学であり、世界の50カ国以上から留学生が集まる。博士課程修士課程学士課程を有しており、学位を取れる分野として、ファインアートデザインニューメディア美術教育、視覚文化、映像、プロダクションデザインなど多様な専攻がある。美術・デザイン・建築学部は、学際的研究プログラムを発展させたパイオニア的存在であるといえる。

現在の学部名が付けられたのは、2012年に建築学科工学部(旧・ヘルシンキ工科大学)から移転してきたときである[8]。建築学科は、建築ランドスケープアーキテクチュア学の理学修士号を授与している。

著名な卒業生

アールト大学を構成する3大学は、それぞれの領域においてフィンランドを代表する人物を輩出してきた。第二次世界大戦の後、フィンランドの経済は成長し、フィンランドの企業は世界市場プレイヤーの座に上ったが、それに合わせて高度な技能とリーダーシップを備えた人材を求めるようになった。ヘルシンキ工科大学とヘルシンキ経済大学は、国内最高峰の大学としてこのニーズに応えてきた。20世紀後半には、両大学は入学生数を大幅に増やすことになったが、それは市場が急成長し、要求が多大なものになったからである。他方で、ヘルシンキ美術大学はアート・デザイン領域における数多くの有名人を育てており、彼・彼女らが今日フィンランド・デザインとして知られる際立った様式を創出してきたのである。


  1. ^ Private donations were collected over a couple of years. By the deadline of July 2011 a total of 200 million in private donations was collected. The state of Finland has agreed to boost all the collected funding by a factor of 2.5. Totaling the pledged sum to 700 million euros. Aalto University’s foundation capital has been amassed”. Aalto University (2011年6月30日). 2011年7月7日閲覧。
  2. ^ a b c Key figures and annual reports”. Aalto University. 2014年9月24日閲覧。
  3. ^ Aalto University revealed its new visual identity
  4. ^ http://www.microsoft.com/eu/whats-next/article/finlands-model-for-an-innovation-university.aspx
  5. ^ http://www.hs.fi/kotimaa/artikkeli/HS-selvitys+Yliopistot+ker%C3%A4nneet+lahjoituksia+325+miljoonaa+euroa/1135267137616
  6. ^ Factories: workshops for novel expertise”. Aalto University. 2012年1月28日閲覧。
  7. ^ Aalto University main campus to be located in Otaniemi”. Aalto University (2011年6月17日). 2012年1月29日閲覧。
  8. ^ School of Arts, Design and Architecture began operations at the start of the year”. Aalto University (2012年1月2日). 2012年1月29日閲覧。
  9. ^ 小泉隆『北欧の建築 エレメント&ディテール』学芸出版社、2017年、97頁。ISBN 978-4-7615-3232-1 


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