ふかひれ 人工ふかひれ

ふかひれ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 05:50 UTC 版)

人工ふかひれ

数百円程度の廉価で販売されている「ふかひれ」は、エイのヒレで代用したものや、春雨湯葉を使って本物に似せた「人工ふかひれ」である。本場中国を謳う料理店の出す「姿煮」にも人工ふかひれが使用されているケースがある。

中国・山東省では、工業用にかわホルムアルデヒドで浸した偽ふかひれが摘発されたことがある。

サメの乱獲によるふかひれの供給不足や中国におけるふかひれの需要の増加などのため、天然ふかひれは価格が高騰しており、人工ふかひれの需要が日本でも本場中国でも高まっている。日本では豚のゼラチンなどを原料とした人工ふかひれの製造販売も行なわれている。


  1. ^ 松浦章:江戸時代に長崎から中国へ輸出された乾物海産物 関西大学東西学術研究所紀要, 第45輯, 2012.04, pp.47-76
  2. ^ a b Sharks”. WildAid. 20060521時点のオリジナルよりアーカイブ。20211006閲覧。
  3. ^ a b サメの世界的保護に関するワシントン条約の画期的採決、フカヒレ取引を規制”. 20221129閲覧。
  4. ^ 文部科学省 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)
  5. ^ 厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2015年版)
  6. ^ “フカヒレ禁止の綱紀粛正、20兆円中国接待文化を変えるか”. 産経新聞社. (2013年12月16日). オリジナルの2014年5月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140504062827/http://sankei.jp.msn.com/world/news/131216/chn13121613220005-n2.htm 2014年5月28日閲覧。 
  7. ^ 世界初、イギリスがフカヒレの輸出入を全面禁止 サメの保護を促進”. ELEMINIST. 20211006閲覧。
  8. ^ Successful shark finning Citizens' Initiative presented to the Commission”. 20230113閲覧。
  9. ^ フカヒレ漁規制法案、米上院が可決(AFP.BB.News.2010年12月21日)
  10. ^ ハワイで「フカヒレ」の売買禁止…7月1日から・米国で初めて 2010/05/31 サーチナニュース
  11. ^ 「残酷だ」フカヒレ売買、所持禁止 中国系多い米加州(MSN産経ニュース 2011.10.08) Archived 2011年12月28日, at the Wayback Machine.
  12. ^ ホテル「ザ・ペニンシュラ」フカヒレ提供を停止”. 日本経済新聞社 (2011年11月21日). 2016年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月27日閲覧。
  13. ^ シャングリ・ラ サステナビリティーの取り組み「シーフードポリシー」 全世界の81のホテル、リゾートでフカヒレ料理の提供を停止”. シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツ (2012年1月17日). 2015年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月27日閲覧。
  14. ^ “無印が“販売中止運動”に反論、フカヒレ商品巡り署名活動起きる。”. ナリナリドットコム (ナリナリドットコム). (2013年6月9日). https://www.narinari.com/Nd/20130621878.html 2014年5月28日閲覧。 
  15. ^ “<サメ漁>気仙沼の漁師ら「反フカヒレキャンペーン」に憤り”. 毎日新聞社. (2014年5月25日). オリジナルの2014年5月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140528072834/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140528-00000057-mai-soci 2014年5月28日閲覧。 
  16. ^ LUSHからのお知らせ - LUSH ONLINE


「ふかひれ」の続きの解説一覧




ふかひれと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ふかひれ」の関連用語

ふかひれのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ふかひれのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのふかひれ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS