確報とは? わかりやすく解説

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かく‐ほう【確報】

読み方:かくほう

たしかな知らせ。「—が届く」


速報(Preliminary Estimates)と確報(Annual Revisions)

 国民経済活動状況多面的総合的に表わす指標としての国民経済計算は、その作成にあたって経済実態正確に反映するという「正確性」を要請されるとともにカレント景気判断基礎として、「速報性」を要請されている。
 しかし国民経済計算は、各種基礎統計利用して推計する加工統計であるため、「速報性」を高めようとすれば利用しうる基礎統計範囲限られたものとなり、推計精度後退せざるを得ないこうした「速報性」と「正確性」のトレード・オフ関係に対して統計利用者便宜を図るためには、計数公表いくつかの段階にわけるとともにそれぞれの段階推計精度の向上を図っていくことが必要とされる
 国民経済計算においては公表時期出来るだけ早めるために、早期利用できる基礎資料用いて推計するとともに、より精度の高い基礎資料入手に応じて段階的に推計値改定し、統計の「正確性」を一層高めていくこととしている。それを公表時期早いものから順にみると、以下のようになる

  1. 1次速報 1次QEQuarterly Estimates)と呼ばれており、支出系列及び雇用者報酬について、約1ヶ月2週間程度遅れで公表される。速報推計は、確報推計などの年次推計比べ推計利用できる基礎情報制約があるため、年次推計得られ結果極力活用しつつも、供給側統計及び経済主体側で把握され支出統計用いた独自の方法行っている。
  2. 2次速報 2次QEとも呼ばれる1次速報発表1ヶ月後(当該四半期終了後約2ヵ月10日程度後)に、1次速報によって公表した支出系列及び雇用者報酬について、新たに利用可能となった基礎資料による改定を行う。
  3. 確報 毎年12月頃公表するもので、前年度及びその四半期計数確定値である。支出系列については、コモディティー・フロー法を主体推計し産業別国内総生産は、付加価値法によって推計する
  4. 確々報 確報公表1年後に、「工業統計品目編」等の新たなデータ入手により確報を改定する
  5. 基準改定 「産業連関表」、「国勢調査」等が5年1回公表され、また「消費者物価指数」等の物価指数基準時改定されるので、国民経済計算もこれに合わせて大幅な改定を行う。合わせて実質値金額表示基準となる参照年次デフレーター=100となる年)も切り替える

確報

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 23:37 UTC 版)

名詞

かくほう

  1. 確かしらせ。正確情報

発音(?)

か↗くほー

翻訳


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