ダウエルピン
機械や装置の心出しや位置決めに用いるピンのこと。多くの車種を同一生産設備で生産する場合、金型や治工具を、その都度、生産する車種に見合ったものに切り替えることが多い。その際、例えば図において、治具Aを治具ベースDに取り付ける場合、締付けボルトBだけでは位置決め精度が再現できないため、ダウエルピンCを打ち込むことにより精度出しを行う。また、生産設備に汎用性をもたせる意味で、金型や治具を交換した場合でも高い精度を再現する必要があるため、このピンが用いられる。なお、ピンの硬度や熱処理の方法についてはJISで規定されている。
合わせピン
装置、部品の組付け時に位置決めとして用いるピン。クランクシャフトとフライホイールの組み付け、あるいはシリンダーボディとシリンダーヘッドの組み付けのように、高い組付け精度が要求される場合に用いられる。構造は平行ピンの一種で、通常、焼き入れした精度の高いピンが用いられる。一般的に被組付け側(本体側) に打ち込んでおき、組付け側の所定の孔を合わせて取り付ける方式である。
参照 ノックピン「dowel pin」の例文・使い方・用例・文例
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