cannibalismとは? わかりやすく解説

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カニバリズム【cannibalism】

読み方:かにばりずむ

人を食うこと。特に、呪術的信仰から、また宗教儀礼として人肉を食う慣習人肉嗜食(ししょく)。カンニバリズム。

「カニバリズム」に似た言葉

カニバリズム 【cannibalism】

人肉を食うこと。人肉嗜食食人習俗狭義にはその社会の中で宗教儀礼として認められ食人習慣、をいう。カニバル食人者)という語は、コロンブス報告から食人者だとみなされカリブ族(Caribs)に由来するスペイン人発音誤りからカリブがカニブになり、そこからカニバルという語が生まれた食人者に関するうわさや報告世界中見られる

喰殺

【英】Cannibalism
読み方しょくさつ

母動物出産児を喰い殺すこと。

カニバリズム

(cannibalism から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 01:35 UTC 版)

カニバリズム英語: cannibalism)とは、人間が人間のを食べる行動、あるいは習慣をいう。食人食人俗人肉嗜食ともいう。


注釈

  1. ^ 「醢」は塩漬け全般を指す語でもあり、獣肉の料理を指すこともあれば、見せしめのために塩で防腐した遺体を指すこともあり、必ずしも人肉食を指すものではない。
  2. ^ 左の肘に包帯を巻いた上での自己申告であり、真偽は不明[31][32]
  3. ^ 性描写や惨殺シーンが多くそのため海外では劇場上映が禁止されている。
  4. ^ 映画の題材となったのは1985年にマカオで起こった八仙飯店一家殺害事件だが、実際には被害者十名の胴体が発見できなかったことに留まり、人肉食は立証されていない。
  5. ^ これは巨旦調伏の祭礼に関連が見える。
  6. ^ ただし、単なる葬儀を「骨噛み」と呼ぶことがある。山本作兵衛は、筑豊炭田の炭鉱夫の間で葬礼の事を「骨噛み(ほねがみ)」と呼んでいたと記録しており、「本当に骨を噛むのでないのでお安心を。」と説明を加えた絵を描き残している[54]

出典

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  4. ^ a b c 村瀬 2010, pp. 92–99, 110–112, 121–124
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  61. ^ 『夢野久作 白くれない』:新字新仮名 - 青空文庫



共食い

(cannibalism から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 15:35 UTC 版)

共食い(ともぐい)は、動物においてある個体が同種の他個体を食べることである。この現象になぞらえて、同業者同士で利益を得ようとして共倒れすることも共食いと呼ばれる。なお、ヒトがヒトを食う共食い[1]に関してはカニバリズムを参照。英語では同業者同士で利益を得ようとして争うことをdog eat dogと言う。


  1. ^ 人類が人肉を食べた最古の痕跡か、145万年前、骨に石器の切り痕”. natgeo.nikkeibp.co.jp. 2023年6月30日閲覧。
  2. ^ 同時雌雄同体動物における性的共食いの進化条件”. KAKEN. 2024年1月13日閲覧。
  3. ^ 交尾後にメスに食べられないため超高速で逃げる「カタパルト式脱出機構」を持つクモ - GIGAZINE”. gigazine.net (2022年4月26日). 2024年1月13日閲覧。
  4. ^ クチキゴキブリが編み出した新奇な戦略”. www.sci.kyushu-u.ac.jp (2021年10月29日). 2024年1月13日閲覧。
  5. ^ ホッキョクグマの共食い画像 - リンク先はホッキョクグマの共食いの画像です。閲覧に際してはご注意ください。


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