P228
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 07:05 UTC 版)
「SIG SAUER P226」の記事における「P228」の解説
P226を小型軽量化したモデルとして1989年にリリースされたのがP228である。 このP228は小型軽量化に伴いP226よりも安価になった。それに加え装弾数が13発と多めな事から、アメリカ軍で「M11」の名称で制式採用されているほか、DHS、FBI、DEA、NCIS、アメリカ空軍特別捜査室 (OSI) と言った捜査機関でも使用されている。また、フランス国家憲兵隊の特殊部隊であるGIGN、ドイツ警察の特殊部隊であるSEK、イスラエル陸軍、日本警察のSAT、海上保安庁のSSTで採用されているのが確認されている。 一般的にP228は、P226のスライドを短くしただけのものと誤解されがちだが、装弾数を減少させることによってフレームがスリム化され、手の小さい人でも使用できるようになっている。また、P226のグリップとも若干異なり、親指が当たる部分がややへこんでいて、P226に比べても握りやすくなっている。 後継のP229が開発されたことで民間への販売は中止された。2012年より民間用のM11-A1が販売されているが、これは新型P229のバリエーションモデルでP228ベースのM11とは別物である。P229及びM11-A1の弾倉は15発まで装弾可能だが、形状が若干違うのでP228及びM11には使用できない。
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