Managed Bean
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 09:21 UTC 版)
「Java Management Extensions」の記事における「Managed Bean」の解説
Managed Bean(しばしば略してMBeanと呼ぶ)はJavaBeansの一種であり、依存性の注入により作られている。MBeanは特にJava Management Extensions技術で用いられている。しかし、Java EE 6仕様ではMBeanにより詳細な意味を与えている。 MBeanはJava Virtual Machine上で走るリソース(アプリケーションやJakarta EE技術サービス(トランザクション・モニタやJDBCドライバなど))との連絡窓口の役割を果たす。MBeanは関心のある統計数値(パフォーマンス、リソース使用量、問題など)を収集すること(プル)、アプリケーションの設定値を取得または設定すること(プッシュ/プル)、および障害や状態変化などのイベントを通知すること(プッシュ)に使える。 Java EE 6仕様では、MBeanはJavaクラスで実装されたBeanであるとしており、Beanクラスと呼ばれる。他の何らかのJakarta EE 技術仕様(たとえばJavaServer Faces技術仕様)でManaged Beanであると定義されたトップレベルJavaクラス、あるいは次の条件をすべて満たすトップレベルJavaクラスであれば、それはManaged Beanである。 非staticな内部クラス(inner class)ではないこと 具象クラスであるか、または@Decoratorアノーテーションされていること EJBコンポーネント定義アノーテーションでアノーテーションされていないか、またはejb-jar.xml内でEJB beanクラスとして宣言されていること アノーテーションのような特殊な宣言は、Managed Beanを定義するために必須なものではない。 MBeanはその内部的な(属性の)変化をjavax.management.NotificationEmitterを実装することによりMBeanServerに通知できる。MBeanの変化に関心のあるアプリケーションは、リスナー (javax.management.NotificationListener) をMBeanServerに登録する。 JMXはリスナー群が全ての通知を受け取れることは保証しないことに留意されたい。
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