M110E1 SDMR
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 05:38 UTC 版)
「H&K G28」の記事における「M110E1 SDMR」の解説
2018年3月、米陸軍は、G28 / M110A1の派生型を分隊指定射手ライフル(SDMR)として歩兵分隊に支給することを発表した。M110E1 SDMRは、2009年以来陸軍により使用されていたM14 EBRの後継となる。 SDMRモデルは、CSASSモデルとは異なる銃床とバレルツイストが装備される。ボディアーマーに対して効果を発揮するM80A1弾薬が使用される。0〜600 m(0〜656 yd)の迅速な調整を行うためのよりシンプルなSIG社製TANGO6 1-6×24望遠鏡サイトが装備される。TANGO6 1-6×24望遠鏡サイトは、高速照準用の赤い馬蹄形と、拡張範囲弾丸ドロップ補正(BDC)で照らされたフロント焦点面照準を備えている。発射音の大きな7.62×51mm NATO弾を使用する射手を敵から識別しにくくするために、サプレッサーが装備される。 2020年3月、米陸軍はH&K社との契約を更新し、新たに3,350万ドル(約35億円)分のM110A1 CSASSおよび分隊選抜射手ライフル型M110E1 SDMRを追加購入することを発表している。 歩兵隊、工兵隊、偵察隊の編成では分隊毎に1丁ずつ、およそ6,000丁のSDMRが配置される予定である。米陸軍は2020年4月に、最初のM110E1 SDMRを受領した。
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