ゴールディロックス(Goldilocks)
ヘリックス種(Helix) このアイビーはアメリカから到着し、まず変異の枝を長く伸ばした。 たくさん出たその変異の枝は綺麗なライムカラーの中葉で見る者を安心させた。 だが送り主の解説にはドイツ原産で very small leaves と書かれている。 通常、海外の生産者のカタログはカラー写真など載せていない。ほとんどが文字による説明のみである。色やかたちは買い入れてみないとわからないことが多い。 そこでこれの鉢をよく見ると大きな葉の茂みの下にいじけた三角の、色の悪い小葉(1.5センチ×1.5センチほど)が枝を僅かに伸ばしている。 変異の枝と較べると生長の速度は月とスッポンほど違う。 しかしそうと分かっても廃棄するわけにもいかずその「チビども」はほそぼそと生き永らえていた。 おかしなもので、勢いの良い変異の枝を取り除き小葉だけを集めて小鉢に植えると色が良くなり艶が出て少しずつこぎれいになった。 一方、変異の連中もこちらはこちらで小葉のことなど無視して盛大に枝を張っている。 結局大きな葉と小さな葉を一緒に植えるのは良くないという単純なことを再確認しただけ。 この変異種はスターンテイラーとそっくりで、もうひとつおかしなことにライム・レギスでも同じ葉型の変異種が同じくらい大量にでる。 スターンテイラーは大鉢やグラウンド・カバーにも使える綺麗なライム・カラー。 ゴールデイロックスとライム・レギスはスターンテイラーからの変異種なのだろう。 (スターンテイラー参照) |
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