ゲームボーイアドバンス【GAMEBOY ADVANCE】
ゲームボーイアドバンス
【英】GAMEBOY ADVANCE, Game Boy Advance
ゲームボーイアドバンスとは、任天堂が2001年に発売した携帯ゲーム機の名称である。ゲームボーイカラーの後継に当たる機種である。
ゲームボーイアドバンスは、CPUには、32ビットRISC型マイクロプロセッサ「ARM7TDMI」を搭載し、ソフトウェアの供給媒体には、ロムカセットを採用している。また、表示画面は、ゲームボーイカラーの約1.5倍の大きさで、32000色が表示可能な2.9インチ反射型TFTカラー液晶ディスプレイを備えている。
従来のゲームボーイには、8ビットのCPUが搭載されていたのに対して、ゲームボーイアドバンスでは初めて32ビットのCPUが搭載された。これにより、ゲームボーイアドバンスは、1990年に発売された据え置き型の家庭用ゲーム機であるスーパーファミコンと同等かそれ以上の性能を持つとされている。「F-ZERO」をはじめとする、スーパーファミコン向けに開発されたゲームソフトが、ゲームボーイアドバンス用に多数移植されている。
ゲームボーイアドバンスでは、従来のゲームボーイやゲームボーイカラー用のソフトウェアを利用することが可能である。また、専用ケーブルを用いてゲームボーイアドバンス同士を接続することにより、4人まで同時にプレイできる機能を備えている。
なお、2003年には、フロントライトを搭載した「ゲームボーイアドバンスSP」が発売されており、2005年には、ゲームボーイアドバンスSPと同等の機能を持ちながら、サイズを3分の2まで小型化した「ゲームボーイミクロ」が発売されている。
参照リンク
ゲームボーイアドバンス
ゲームボーイアドバンス
(Game Boy Advance から転送)
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ゲームボーイアドバンス(GAME BOY ADVANCE)は、任天堂が開発した携帯型ゲーム機。日本では2001年3月21日に発売された[3]。略称は「GBA」。21世紀最初の任天堂の携帯型ゲーム機に当たる。任天堂最後の国産携帯機となった。
注釈
- ^ 任天堂株式会社 連結販売実績数量推移表のFY3/2001からFY3/2005までの数値からゲームボーイアドバンスSPの値を引いた値。[1]
- ^ ニンテンドーDSおよびニンテンドーDS LiteではGBAソフトの互換機能を備えていたが、2008年11月1日発売のニンテンドーDSi以降は廃止となった。
- ^ ゲームボーイカラー以前のソフト(160ドット×144ライン)では周囲に空白ができるが、LRボタンを押すことで横長に拡大表示することも可能。
- ^ SHARP製。初期のロットでは液晶が暗め。
- ^ 単3マンガン乾電池でも起動するが消費電力の関係上、取扱説明書でアルカリ電池の使用を推奨している。
- ^ 2001年7月19日に価格改定、発売当時は5,800円。
出典
- ^ a b c “任天堂株式会社 連結販売実績数量推移表” (PDF). 任天堂. 2021年5月1日閲覧。
- ^ a b c d http://www.vgchartz.com/platform/13/game-boy-advance/
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- ^ 『折畳み式でフロントライトと充電池採用 ゲームボーイアドバンスSP 2月14日発売』(プレスリリース)任天堂、2003年1月7日 。2021年5月1日閲覧。
- ^ 『ゲームボーイアドバンスSPの価格改定のお知らせ』(プレスリリース)任天堂、2004年9月1日 。2021年5月1日閲覧。
- ^ 『「ゲームボーイミクロ」の販売について』(プレスリリース)任天堂、2005年8月18日 。2021年5月1日閲覧。
- ^ 修理のご案内:修理の受付が終了した商品 - ウェイバックマシン(2012年6月27日アーカイブ分)
修理のご案内:修理の受付が終了した商品 - ウェイバックマシン(2012年7月6日アーカイブ分) - ^ a b c d e f g h “夢のハード実現までの道のり ~ゲームボーイアドバンス 開発者インタビュー PART1~”. 任天堂 (2000年9月). 2021年5月1日閲覧。
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- ^ “なぜ!?ゲームボーイアドバンスが今めちゃくちゃ高値らしい 理由を聞いてみた”. おたくま経済新聞 (2023年1月19日). 2023年2月3日閲覧。
- ^ “「ゲームボーイアドバンス」が発売20周年。携帯ゲーム機の可能性を大きく示したハードの足跡を(私的な視点で)たどってみる”. 4Gamer.net. Aetas (2021年3月21日). 2023年3月16日閲覧。
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