FA権を行使する理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 04:51 UTC 版)
「フリーエージェント (日本プロ野球)」の記事における「FA権を行使する理由」の解説
元千葉ロッテマリーンズの里崎智也は「選手がFA権を行使する理由」として、下記の4つに類型化している。 夢追い型 さらに細かく分類すると、以下の3つのケースが挙げられる。このうちの複数にわたり該当するケースも存在する。「優勝したい」型 「優勝できるチームでプレーしたい」場合に該当。 「憧れのチームでプレーしたい」型 「子どもの時からずっと憧れていたチームでプレーしたい」場合に該当。 「故郷のチームでプレーしたい」型 「残された現役生活を故郷に近いチームでプレーしたい」場合に該当。 出場機会優先型 より出場機会の多いチームでプレーしたい、出場機会が減少傾向である、あるいは起用法に不満を持つ選手が宣言する場合に該当。 金銭追求型 より高額の年俸、より長期の契約年数を最優先とする場合に該当。 チーム愛最優先型 所属チームを「生涯のチーム」とする、つまり「チームを去るとき=引退するとき」と考える場合。「宣言残留型」とも呼ばれる。 また、後に里崎が自身のYouTubeチャンネルにて以下の類型を追加している。 「このチームが嫌だ」型 (他の型と重なる場合もあるが)こちらは出場機会的には問題ないものの、フロントや首脳陣と良好な関係を築けなかった場合に該当する。 里崎曰く「FA権(の行使)はもろ刃の剣」であるという。理由として「移籍先で評価を得られなかったFA選手は引退後、球界から永久に声がかからない可能性だってある」と述べている。 また、上記の類型に必ずしも該当しない事例も存在する。 家庭の事情 家族親族の関係で、それを保つのが容易な環境での選手生活を送ることを望む場合に該当する。 古巣に帰りたい トレード等で他球団への移籍を余儀なくされたが、元の球団に強い愛着があったため、FA権取得を機にFA移籍の形で元の所属球団に復帰するケース。
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