EL100番台(3桁)シリーズの機種
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「エレクトーン」の記事における「EL100番台(3桁)シリーズの機種」の解説
ELX-1m 2000年3月発売。EL100番台のステージモデル。EL-900をベースに新音色・新機能が追加された。鍵盤ごとのトランスポーズ、ペダル鍵盤のポリモードがこの機種で初搭載された。またこの機種のみ平均律以外の音律を選ぶ事が出来た。本体とペダル(PKX-1m)・椅子(BNX-1m)の3パーツに分けて販売され、ELX-1ユーザはフルセットで買うよりも定価ベースで50万円ほど安く入手する事が出来た。 EL-900 1998年3月発売。新たにホリゾンタルタッチ・ネクストソングが搭載(ネクストソングとはFDに記憶されたレジストファイルの連続読み込み機能)。EL-900mへのグレードアップキットがある。1998年11月から2002年4月までヤマハグレード5-3級受験機種として使われていた。EL-900の上位互換であるEL-900mと合わせると、実に17年に亘りヤマハグレード5-3級受験機種として使われていた事になる。 EL-900m EL-900に様々な機能を追加して2000年5月発売。mはミレニアムの意味で、100番台の家庭向けでは最高機種。低音が強調される傾向がある。MIDI再生においてはGMとXGの下位音源は正常に作動するがGSとは互換性が無い。メイン機種としての扱いは2000年から2004年春までであったが、ヤマハグレード5-3級受験機種としては、2001年5月から2015年10月まで…と、長期間使われていた。 EL-900B 2002年5月発売。900と比較して若干アンプ出力が落とされ、側板の色はローズ木目から艶消しのクールブラックに変更された。EL-900mへのグレードアップキットにも対応していた。 EL-700 1999年3月発売。900との違いはホリゾンタルタッチとリード2が搭載されていないこと。リード2とは上鍵盤でソロを担当する楽器を割り当てる場所であり、それがないことによりVA音源、ソロ機能(上鍵盤でリード2とその他の音をニーレバーで切り替える機能)も搭載されていない。1999年11月から2002年4月までヤマハグレード5-3級受験機種として使われていた。 EL-500 1999年3月、EL-700と同時に発売。700との違いはレジストレーションメモリーボタンが8(上位機種は16)個のみ(ただしFD再生時は16個に対応)で2ndエクスプレッションペダルが非搭載であること。特に後者はヤマハグレード5級以上を目指す場合注意が必要だった。また普段はペダル鍵盤のみイニシャル・アフター両タッチがともに使用不可能である。 EL-400 2000年7月発売で500より若干性能が落ちる程度。日本語表示(カタカナ)が可能。 EL-200 2000年7月、EL-400と同時に発売。FD再生時のみ500と同等の機能を発揮する。普段はイニシャル・アフター両タッチ共に使用不可能。EL100番台では唯一スピーカーがモノラルである。さらに、液晶ディスプレイがない。 EL-100 2002年4月発売のエントリーモデル。事実上EL-17の後継機種であるがアフタータッチが搭載されていない。 ELK-400 2001年発売の音楽教室向けモデル。
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