Blue Gene/P
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 07:39 UTC 版)
「Blue Gene」の記事における「Blue Gene/P」の解説
Blue Gene/Pは、2007年6月26日にIBMが発表した、次世代のBlue Geneスーパーコンピュータ。継続的に1 PFLOPSで稼動し、最大3 PFLOPSまで構成可能な余地を持って設計された。更に、小型で低電力の多数のチップを5つの特別なネットワークで結合する事で、他のスーパーコンピュータより少なくとも7倍のエネルギー効率を実現した。それぞれのBlue Gene/Pチップには、4個のPowerPC 450 850MHzプロセッサが搭載されている。1 PFLOPSのBlue Gene/Pは、高速の光ネットワークを備えた72ラックに294,912個のプロセッサで構成される。216ラックに884,736個のプロセッサまで拡張する事で、3 PFLOPS性能に達する。標準のBlue Gene/P構成では、1ラックに4,096個のプロセッサを格納する。 2007年11月12日、最初のシステムのJUGENEが、ドイツのユーリッヒ研究センターで、65,536プロセッサを搭載し167 TFLOPSで稼動した。
※この「Blue Gene/P」の解説は、「Blue Gene」の解説の一部です。
「Blue Gene/P」を含む「Blue Gene」の記事については、「Blue Gene」の概要を参照ください。
- Blue Gene/Pのページへのリンク