AAC [Advanced Audio Coding]
AAC
AACとは、MPEG-2、およびMPEG-4で採用されている音声圧縮技術のことである。ISO 13818-7として標準化されている。
AACは、データの圧縮効率が高い点を特徴としており、例えばMPEG-1で採用され音声圧縮方式として広く普及しているMP3に比べると1.4倍の効率でデータ圧縮が可能になっているという。圧縮率が高い分、高音質化が可能となっている。サンプリング周波数もMP3の約2倍となる96kHzまで対応可能となっている。
AACはAppleの提供する音楽配信サービス「iTunes Store」で標準的なファイル形式に採用されており、MacintoshやiPodで多く扱われている他、携帯電話向けの音楽配信サービス「着うた」、動画配信サービス「iモーション」などでも採用されている。
技術・規格: | A2DP AC’97 AllPlay AAC アクティブスピーカー エフェクト エイリアシングノイズ |
AAC
(Advanced Audio Coding から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 07:54 UTC 版)
Advanced Audio Coding(略称: AAC、先進的音響符号化)は、不可逆のデジタル音声圧縮を行う音声符号化規格のひとつである。1997年にISO/IEC JTC 1のMoving Picture Experts Group (MPEG) において規格化された。MP3の後継フォーマットとして策定され、一般的にAACは同程度のビットレートであればMP3より高い音声品質を実現している。
- ^ AACの仕様では1024サンプル当たり最大6144bpsと決められているので、1サンプル当たり6144÷1024=6bpsという計算になる。
- ^ 例えばCD音質の場合、最大2×44100×6=529200bps=529.2kbpsである。
- ^ “Audio/Video - The Chromium Projects”. www.chromium.org. 2021年5月29日閲覧。
- ^ “Supported Media Formats in Media Foundation, AAC Decoder”. Microsoft. 2021年5月29日閲覧。
- ^ “サポートされているメディア形式 | Android デベロッパー”. Android Developers. 2021年5月29日閲覧。
- ^ “[iPhone/iPad]再生できる音楽ファイル形式を教えてください。 | よくあるご質問(FAQ) | サポート”. ソフトバンク. 2021年5月29日閲覧。
- ^ 例えばiTunes Storeでは以前、拡張子が .m4p のAACが配信フォーマットとして用いられていたが、これにはiTunes Store独自のFairPlayというDRMが付加されていたため携帯電話で再生することができなかった。2009年にはiTunes Storeにおいて大半の曲がDRMフリーでリリースされた。ただし一部のメタ情報やデータコンテナの相違から、そのままのオーディオファイルを使用する場合に非互換性が残る場合がある。
- ^ 海上忍「いまさら聞けないiPhoneのなぜ 格安SIMでもFaceTimeオーディオは快適に使える?」『マイナビニュース』 マイナビ、2016年1月25日
- ^ “米Dolby、音声圧縮技術「MPEG-4 AAC」特許の一括ライセンスプログラムを開始”. 2002年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2002年3月27日閲覧。
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