935形新幹線貨車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/02 15:08 UTC 版)
「国鉄ワキ1形貨車」の記事における「935形新幹線貨車」の解説
935形は、1967年に浜松工場で改造製作された東海道新幹線用の緩急車兼用救援車である。ワキ1形を起源とするものは、1 - 7の7両で、そのうち1はタイプ1のワキ40、2はタイプ2のワキ61、5両 (3 - 7) はタイプ3を起源とするナニ2500形からの改造車(新旧番号対照は前節を参照)である。なお、935形は全部で25両製作されたが、残りはワキ1000形の改造車である。 車内にディーゼル発電機と事故救援器材庫、作業員控室を設けており、妻面には推進運転時の前方監視窓、幕板部には前照灯が取り付けられた。台車は、スリーピース型鋳鋼製TR41Cの標準軌版であるTR8000に交換されており、最高運転速度は70 km/hに低下した。 3 - 7は前述のように復籍車であるが、改造(改番)の手続きはワキ1形時の原番との対照で行われており、復籍の手続きも定かでない。この際の新旧番号対照と現車の旧番号が異なっていることが趣味者の調査により判明している。ここで掲げた対照は、現車調査によるものを正としてある(番号対照による書類上の旧番は、<括弧書き>とした)。ワキ1形を起源とするグループは、老朽化によりワキ1000形改造グループの16 - 25により置換えられ、1977年(昭和52年)に廃車となっている。
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