71-267
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/14 08:17 UTC 版)
不具合の頻発の結果短期間の使用に終わった事で、RVZ-7(71-217)は欠陥を改善するべく、リガ車両製作工場は1980年に運用を離脱したゴーリキー市電向け車両のうち2両を用い、カリーニン(現:トヴェリ)に設けられた実験線を用いた試験運転を実施した。そして1982年以降、電気機器などの機構に変更を加えた71-267が製造され、一部車両はゴーリキー市電やカリーニン市電(→トヴェリ市電)の線路を用い、旅客営業も含めた試運転が行われたが、電気機器や制動装置の頻繁な故障などの欠陥が多数露呈する結果に終わった。だが、RSFSRの指示による生産計画に基づきリガ車両製作工場は試験を続行し、最終的にRVZ-7の開発計画が中止されたのはペレストロイカを始めとする改革が実行に移された1985年となった。 その後、未完成の車体の一部は跨座式モノレールの開発計画用の試作車に転用されたが、こちらも実用化には至らないままソ連崩壊を迎え、破棄される事となった。
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