2年生夏の甲子園大会(神奈川県地区予選および本戦)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:35 UTC 版)
「あばれ!隼」の記事における「2年生夏の甲子園大会(神奈川県地区予選および本戦)」の解説
次郎にとって、また物語にとって最後の大会となる。 神奈川県地区予選初戦古瀬高校 柳生が観戦に来る。信長にミラクルZIIを打たれるも、流星ボールを誕生させる。この試合で、信長に打たれれば飛竜の敗北が決定的になる場面で、柳生が珍しく焦って信長を敬遠するようスタンドから次郎に呼びかける場面もあった。 甲子園大会1回戦 流星ボールを中心に投げ、完全試合を達成する。しかし、試合中に肩の変調を感じていた。 次郎は密かに病院に行くが、その後同じ病院に行った竜が偶然次郎の容態(「このままでは野球どころか日常生活も不可能」と診断された)を知ってしまう。これ以上次郎に野球を続けさせまいと、月下と竜は知らぬふりをして次郎に「チーム内の秩序を乱した」として除名を言い渡す。次郎の除名を柳生忍者が柳生に報告する場面が1コマ描かれた。その後柳生は竜に次郎の除名を撤回するよう詰め寄るも、号泣する竜の涙を見て全てを悟った。 次郎は肩のことを改めて2人に話し、「最後の球を受けてほしい」と頼む。2人は次郎の身を案じ、泣きながら止めるが、次郎は「決勝で待つであろう柳生重吾のためにも、最後まで投げたい」とまで語る。医師を拝み倒して、決勝まで500球前後とすれば、直球だけなら何とか持つかもしれないが、変化球は禁止、特に魔球を投げたら一巻の終わりと言い渡される。 2回戦以後は直球のみで勝負するようになり、金属バットもへし折った。なお、準決勝では1失点している描写がなされていた。 甲子園大会決勝柳生学園 オーダーは両軍とも春の選抜大会と同じだが、柳生学園が先攻になっている。 この試合では柳生学園側も、柳生の黒バットを除いては、以前のような忍法を用いた攻撃は行われず、柳生も刀を持たなくなり、ナインも柳生を「主将」と呼ぶなど、以前のような武士や忍者の末裔らしい描写は全くといっていいほどなくなった。 柳生の第一打席でホームランにするが、試合終盤に竜のゲンコツ打法で、雲海のフォークボールを打ち返しツーランホームランで逆転した(雲海はこの時動揺はしたものの、ニコニコ顔を最後まで崩さなかった)。 次郎の柳生に対する投球の球速が、ミラクルZより10km/h速い170km/hにまでなる(パイルボールは160km/h以上であったことが、マイコン学園戦で明確にされているので、それを上回っていた可能性もある)。 一球ごとに球威を増す次郎の直球に柳生もついていくのがやっととなり、何球もファウルを繰り返した。しかし、次郎の投じた最後の一球が光る魔球となり、柳生は呆然と見送った。結果、三振スリーアウトとなり試合終了。飛竜学園の優勝が決まり、ナインが次郎のもとに駆け寄って、次郎がみんなへの感謝、この瞬間を永遠に忘れないというモノローグが書かれて物語は幕を閉じる。
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