10代 梧洞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/31 15:21 UTC 版)
10代目 濱口儀兵衛(1874年(明治7年)4月24日 - 1962年(昭和37年)1月31日)は、明治後期から昭和戦前期にかけての当主。名は慶次、号は梧洞。「醤油王」と謳われた。 和歌山県で八代儀兵衞の二男として生まれる。帝国大学理科に進み、イギリスに留学して化学を専攻。1899年(明治32年)に儀兵衛家を継ぐ。1928年(昭和3年)には濱口儀兵衛商店を株式会社組織に改組、現在のヤマサ醤油株式会社を発足させて社長に就任、醸造工程と経営の近代化に努めた。また、理化学研究所、日本醸造協会、日本工業倶楽部などの評議員を務めた。1925年(大正14年)5月から1939年(昭和14年)9月まで貴族院議員(多額納税者議員)を務めている。 三男は版画家の浜口陽三。六男は灘の醸造家・本嘉納家(「菊正宗」で知られる)を継いだ嘉納毅六。
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