ホワイトボックス‐テスト【white box test】
ホワイトボックステスト
ホワイトボックステストとは、システムのテスト手法のうち、特にどのような論理構造で作成されているかに着目したテストのことである。
ホワイトボックステストでは、プログラムの外部仕様には着目せず、論理を実現するために使われている命令や、分岐が正しく動作するか、といった部分についてチェックが行われる。判定の度合いは網羅率(Coverage)によって示され、網羅率が100%となることを目指して進められる。チェックの観点に従い、命令網羅(C0)、分岐網羅(C1)、条件網羅(C2)などの種類に分けられる。
命令網羅(CO)は、全ての命令が正しく一度は実行されたかどうかをテストする観点である。分岐網羅は、全ての分岐が正しく一度は実行されたかどうか、条件網羅は、複数条件の真偽の組み合わせについて全ての分岐が正しく一度は実行されたかをテストする。
ホワイトボックステストは、プログラム側の観点からテストが行われるため、仕様を誤解して作っても正しい結果が得られる。また、ホワイトボックステストに対して、内部構造は関知せず外部仕様だけに着目し、仕様通り動作することを確認するテスト手法が、ブラックボックステストと呼ばれる。
ホワイトボックステスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/04 04:11 UTC 版)
ホワイトボックステスト (英: white-box testing)は、アプリケーションの機能(ブラックボックス)ではなく、アプリケーションの内部構造をテストするソフトウェアテストの手法である。構造テストとも呼ばれる。開発したソフトウェアを中身が見える箱として扱い、内部論理を網羅的にテストする。プログラムが辿る経路をどれだけ実行したかを基準とする。
- ^ Stacy Nelson (June 2003), NASA/CR–2003-212806 Certification Processes for Safety-Critical and Mission-Critical Aerospace Software, Ames Research Center, p. 25 , "[Glossary] White Box Testing: Design-driven testing where engineers examine internal workings of code"
- ^ a b Williams, Laurie. White-Box Testing. pp. 60–61, 69 2013年2月13日閲覧。.[要検証 ]
- ^ Binder, Bob (2000). Testing Object-oriented Systems. Addison-Wesley Publishing Company Inc.
- ^ a b Ammann, Paul; Offutt, Jeff (2008). Introduction to Software Testing. Cambridge University Press. ISBN 9780521880381
- ^ Myers, Glenford (1979). The Art of Software Testing. John Wiley and Sons
- 1 ホワイトボックステストとは
- 2 ホワイトボックステストの概要
- 3 概要
- 4 長所
- 5 ハッキング
ホワイトボックステスト (white box test)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 10:14 UTC 版)
「ソフトウェアテスト」の記事における「ホワイトボックステスト (white box test)」の解説
詳細は「ホワイトボックステスト」を参照 ホワイトボックステスト (white box test) は、プログラムの構造に着目したソフトウェアテストのことである。着目する構造には命令や分岐などがあり、注目した構造に対してどれだけの割合の部分を実行できたかを網羅率で表す。 int abs(int x) { if (x < 0) { x = -x; } return x;}
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