ペニー‐オークション【penny auction】
ペニーオークション
【英】penny auction
ペニーオークションとは、ネットオークション(競争入札)の一種で、商品が格安で出品される代わりに、入札を行うたびに所定の手数料が加算されるスタイルのオークションのことである。
ペニーオークションの特徴として、以下のような点を挙げることができる。すなわち、一度に入札できる単位額が小額で格安落札が狙える点、入札するごとにオークションの終了時間が僅かに延長される点、入札すると数十円程度の手数料がかかり、落札の成否に関わらず入札時の手数料は支払う必要がある点、などである。いかに時間終了ぎりぎりで入札して逃げ切るか、という娯楽性・ギャンブル性があり、通常のオークションよりも一層、射幸心をあおる要素が強い。
ペニーオークションでは、入札するごとに終了時間が延長されるため、終了時間まぎわで入札競争となりやすい。入札単価が安いため、落札価格そのものは格安に収まる場合が多いが、入札競争が白熱して何度も入札を繰り返すと、手数料ばかりが膨れ上がり、落札しても手数料だけで定価を超えてしまうような場合もあり得る。一般的なオークションと比べれば、落札成功時のメリットも大きく、娯楽性も高いが、その分だけリスクも高いサービスであるといえる。
ペニーオークションは、2000年代後半にドイツのSwoopoが開始したとされ、日本では2009年頃からネットオークションとして登場し始めた。国内の主なサービスとしては、「激安オク」(旧・ヤスオク)、「みんなのオークション」「エンオク」などがある。
参照リンク
http://www.yasuoku.jp/
みんなのオークション
エンオク
インターネットオークション: | インターネットオークション eBay パシャオク ペニーオークション 記憶媒体等の出品に関するルール 楽天オークション リバースオークション |
ペニーオークション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/05 02:07 UTC 版)
ペニーオークション(英: penny auction)あるいは入札手数料オークション(英: bidding fee auction)は、毎回の入札毎に手数料が必要になる形式のインターネットオークションである。表示上の開始価格や落札価格は通常のオークションに比べると低額であるが、入札時の手数料が高額になることがある。2005年に開設されたSwoopo(旧名:Telebid)がこの形式の発祥とされる。
- ^ (PR)最新デジモノだけじゃない! 本・飲み物・サプライが沢山あるオークションサイト『ワールドオークション』 - ガジェット通信
- ^ 【PR】手数料タダの商品も! ワールドオークションでペニーデビュー! - 日刊サイゾー
- ^ ペニーオークションで撤退相次ぐ、返金に応じない事業者も -INTERNET Watch Watch
- ^ 【公開対談】エロからエコまで…DMMが手掛けたペニオクでは10億円以上の赤字 - ライブドアニュース
- ^ 誰でも数万円でオークションサイトが作れる! 『ヤスオク』の様なサイトも…… - ガジェット通信
- ^ “広がるペニーオークションに罠 落札できず手数料取られ…”. MSN産経ニュース (産経新聞社). (2010年9月30日). オリジナルの2010年10月25日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b “入札のたびに手数料が・・・!“ペニーオークション”のトラブルが急増” (PDF). 国民生活センター (2011年1月24日). 2011年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月1日閲覧。
- ^ “新手のオークションに苦情急増 消費者庁が注意喚起へ”. 47NEWS. 共同通信 (全国新聞ネット). (2010年12月28日). オリジナルの2010年12月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ “アメブロ芸能人がペニーオークションで続々落札? サイバーエージェント「一切関与していない」 - ITmedia NEWS”. アイティメディア株式会社 (2011年1月24日). 2017年2月1日閲覧。
- ^ So-net セキュリティ通信編集部 (2011年2月2日). “ペニーオークション、苦情急増で国民生活センターが注意呼びかけ”. So-net. 2017年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 増田覚 (2011年1月28日). “ペニーオークションで撤退相次ぐ、返金に応じない事業者も -INTERNET Watch Watch”. 株式会社インプレス. 2017年2月1日閲覧。
- ^ a b 提訴通知 突如サイト閉鎖 入札のたび課金「ペニーオークション」 読売新聞 2012年11月17日 大阪夕刊12ページ
- ^ a b c 京都・大阪府警 全国初3人逮捕 読売新聞 2012年12月7日 大阪夕刊13ページ
- ^ a b “ペニーオークション、初の逮捕 手数料詐欺容疑”. 47NEWS. 共同通信 (全国新聞ネット). (2012年12月7日). オリジナルの2012年12月10日時点におけるアーカイブ。
- ^ “永井大も!!芸能人嘘ブログ20人以上か”. 日刊スポーツ新聞社 (2012年12月15日). 2017年1月13日閲覧。
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- ^ a b c “ペニーオークション業者に措置命令=入札料支払い損も、説明不十分-消費者庁”. Yahoo!ニュース. 時事通信 (Yahoo Japan). (2011年3月31日). オリジナルの2011年4月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ 【注意喚起】「サクラ」が介在するペニーオークションに関するご注意 消費者支援機構関西 2012年11月26日
- 1 ペニーオークションとは
- 2 ペニーオークションの概要
- 3 関連項目
ペニーオークション(Penny auction)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 05:10 UTC 版)
「競売」の記事における「ペニーオークション(Penny auction)」の解説
開始価格・落札価格が安い代わり入札ごとに手数料が必要となるような入札方式、あるいはそのようなシステムで運営されるネットオークションサイトを指す用語。その殆ど全てが消費者の無知・誤認につけこむ詐欺的商法(落札価格の安さで客を呼び込み、サクラやbotによる自動的な対抗入札により高額な手数料を詐取する)であり、日本でも詐欺やトラブルが頻発した。オークションの名を冠してはいるものの、公正な競売方式と呼べるものではない。 詳細はペニーオークションを参照。
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ペニーオークション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 16:23 UTC 版)
「インターネットオークション」の記事における「ペニーオークション」の解説
詳細は「ペニーオークション」を参照 ペニーオークション(Bidding fee auction)とは入札に対して手数料が発生する(チップとして購入する場合もある)オークションである。基本的に開始額は低く、また1回の入札で釣り上げられる金額は少額で固定されており、多数の入札があっても落札金額そのものは安くなるが、落札するまでにかかった手数料などの金額を加味すると値引き率が大幅に下がり、商品を購入した場合よりも高くなる場合もある。落札できなかった場合でも手数料が一切返還されず、丸損となってしまう。日本では2012年12月には事実上落札できない仕組みで手数料をだまし取ったとして業者が摘発された事例もあった(ペニーオークション詐欺事件)。
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