鼎図書館の歴史
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1910年(明治43年)12月7日、青年会の管理運営する鼎文庫として開庫式を挙行した。私立図書館として長野県から許可が下りたのは1923年(大正12年)7月26日のことである。1950年(昭和25年)7月に公民館図書部となったが、1960年(昭和35年)1月に自治体警察の跡地へ移転して独立館を獲得、1963年(昭和38年)4月1日に司書が1人配置されて昼間開館が始まった。ただし、この時点では図書館法に基づく図書館ではなく、依然として公民館図書部の扱いであった。 1979年(昭和54年)9月20日に同じ場所で新館が竣工し、11月10日に町立鼎図書館が開館した。新館は平屋建てで、敷地面積1,118 m2、床面積219 m2で一般開架室・児童開架室・読書相談室などを備えていた。開館当初の蔵書数は13,740冊で、初年度の貸出冊数は約7千冊、利用登録者数は708人であった。 1984年(昭和59年)12月1日、鼎町が飯田市と合併したことにより市立飯田図書館の鼎分館となるが、翌1985年(昭和60年)4月1日に職員を2人に増員し、土日にパートを雇用することで、他の分館の水準を超え飯田図書館並みのサービスを提供することになった。1993年(平成5年)7月1日、上郷町が飯田市と合併したことにより、鼎分館は上郷図書館と同格の地域館である飯田市立鼎図書館に変更された。 1997年(平成9年)2月25日、中央図書館・上郷図書館と同時にコンピュータによる貸し出しを開始し、1999年(平成11年)12月21日に共生のまち推進事業によりバリアフリー化が行われた。
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