鳥山成人とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 鳥山成人の意味・解説 

鳥山成人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/18 09:58 UTC 版)

鳥山 成人(とりやま しげと、1921年12月11日[1]- 2005年2月14日)は、日本歴史学者。専門はロシア史、東欧史。北海道大学名誉教授

人物・来歴

1921年、北海道生まれ。1943年東京帝国大学文学部西洋史学科卒業。財団法人東亜研究所研究員、二十世紀研究所研究員、歴史科学研究所研究員を務める[2]

1948年に、北海道大学法文学部[注釈 1]助教授就任。その後1953年文学部助教授。1956年に法学部(スラブ研究施設)助教授、1963年、同教授1969年文学部教授となり、1985年3月の定年退官まで勤務。

その後、中央大学文学部教授に就き、1992年退職。

近世ロシア史を専門としたが、より広く東欧ビザンツ世界の歴史も日本に紹介した。

著書

単著

  • 『ロシアとヨーロッパ:スラヴ主義と汎スラヴ主義』白日書院、1949年。
  • 『ロシヤ史』修道社<現代選書>、1956年。
  • 『スラヴの発展』(大世界史・15巻)文藝春秋、1968年。
  • 『ビザンツと東欧世界』(世界の歴史・19巻)講談社、1978年。
  • 『ロシア・東欧の国家と社会』恒文社、1985年。

共著

  • 『ビザンツとスラブ』(世界歴史シリーズ・8巻)世界文化社、1969年。

翻訳

  • A・パンクラートワ『ロシア古代中世史』(阿部重雄・香山陽坪・袋一平共訳)東京大学出版会、1954年。
  • ボリス・ノルド『ロシア革命とその源流』(山本俊朗共訳)弘文堂<アテネ新書>、1960年。
    • ボリス・ノルド『ロシア革命史』(改訳・改題)弘文堂、1970年。
  • アレクサンデル・ギエイシュトル, S.ヘルプスト, B.レシノドルスキー『ポーランド文化史』弘文堂、1962年。
  • ロバート・ウォーレス『ロシア』(ライフ『人間世界史』日本語版16巻)タイムライフインターナショナル、1968年。
  • G. ブッチィ『ピョートル大帝:近代ロシアのはじまり』(編訳)平凡社<世界を創った人びと・20巻>、1978年。

参考

  • 『ロシア・東欧の国家と社会』著者紹介 
  • 平城照介「鳥山成人先生を送る〔含 略歴および著作目録〕」『中央大学文学部紀要』145号、1992年3月、211-229ページ。
  • 松田潤編「鳥山成人教授略歴・著作目録」『スラヴ研究』32号、1985年、185-190ページ[3]

脚注

注釈

  1. ^ 1947年設置の法文学部から、1950年に文学部が独立し、法経学部と分離する。

出典

  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ 『ロシア・東欧の国家と社会』著者略歴より。
  3. ^ web「北海道大学学術コレクション:HUSCAP」2023年10月18日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鳥山成人」の関連用語

鳥山成人のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鳥山成人のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鳥山成人 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS