非人称受動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/07 04:18 UTC 版)
ドイツ語やヒンディー語は、目的語を主語にする以外に、形式主語(虚辞)や空主語を用いて受動態を作ることを許している。これは非人称受動と呼ばれている。ドイツ語は非人称受動を用いて、与格目的語を取る動詞や、自動詞を受動化することができる。 ドイツ語の例与格支配の動詞の受動態能動態 Die Gäste halfen mir. 客.複数主格 助けた 私.与格 「客が私を助けた」 受動態* Ich wurde von den Gästen geholfen. 私.主格 助動詞過去 客.複数によって 助ける.過去分詞 Es wurde mir von den Gästen geholfen. それ.主格 助動詞過去 私与格 客.複数によって 助ける.過去分詞 「私が客に助けられた」 自動詞の受動態能動態Die Gäste tanzten die ganze Nacht. 客.複数主格 踊った 一晩中 「客が一晩中踊った」 受動態Es wurde die ganze Nacht von den Gästen getanzt. それ.主格 助動詞過去 一晩中 客.複数によって 踊る.過去分詞 「客によって一晩中踊りが行なわれた」
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