関所と関所道具類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 13:47 UTC 版)
栃本関所は、『新編武蔵風土記稿』によると、秩父甲州往還に関門が置かれた。門の北側に名主宅をかねた番所があった。関所(大村家宅)は書類の消失により設置時期の関所の規模・構造は不明、関所は江戸時代中に数回の火災で焼失し、建て直された。当初は現存の大村家旧宅より大きかったという。「「東西の通路」には「関門・番門」があり、門と門の間は柵・矢来で囲まれていた。門の内側には「通方御高札」が掲げられていた」。鉄炮改めの高札が掲げられていた 関所道具類は、三道具、十手、捕縄、長道具・桃燈などを最初に下附されたのみだった。 麻生加番所は、『新編武蔵風土記稿』によると、関門はなく、番所は間口2間、奥行1・5間の箱番所で、番人は昼夜一人交替であった。 天明8年(1788年)の古大滝村明細帳(山中家文書)によると、関所の造営・修理では諸道具・関門の修復などは番頭の自分入用でおこなわれていた。塀・柵・関所囲は、栃本・上中尾・下納・大久保の四組から人足を出し修理されていた。
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