速達ポスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 08:49 UTC 版)
日本には速達専用のポストも存在する。1956年に登場したもので、青色に塗装されており一般のポストとは違うことを強調しているが、これは前身の航空郵便用ポストが空をイメージさせる青色であったことに倣ったものである。現在では大都市のごく一部の地域に残るのみであり、2021年3月時点で、日本全国で35本(うち、東京に6本、名古屋に1本、大阪に26本、神戸に2本)が現存しているが、その数は減少傾向にある。 通常、郵便差出箱 4号および郵便差出箱 特4号が速達専用ポストに使用される。一般の大型角形ポストは正面から見て左側に取集用の扉があるが、速達専用ポストは右側に取集用の扉があるものがほとんどである。これは、一般のポストと並べて設置されることが多いからである。もちろん速達専用ポストだけが設置されている箇所もある。かつては一般のポストよりも取集回数が多い速達専用ポストが多数であったが、特に民営化後は取集回数が近隣の一般ポストよりも多い速達専用ポストは少数派となり、取集回数が一般ポストよりも多い場合も、近隣の一般ポストとの取集回数の差は1日当たり1回程度である。
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