通し矢とは? わかりやすく解説

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とおし‐や〔とほし‐〕【通し矢】

読み方:とおしや

遠くの的を矢で射通すこと。また、その矢。

平安末期京都三十三間堂始められ弓術三十三間堂裏側広縁南端から北端までの66間(約120メートル)を射通すもの。室町末期から盛んになり、江戸時代記録更新矢数(やかず)競技となった堂射。《 夏》→大矢数(おおやかず)


通し矢

読み方:トオシヤ(tooshiya)

京都三十三間堂のちには江戸深川三十三間堂でも行われた射技の一種

別名 堂射差矢堂前


通し矢

読み方:トオシヤ(tooshiya)

京都・三十三間堂陰暦四、五月のころ晴天の日を選んで行なわれた通し矢の数を競う行事

季節

分類 人事


通し矢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/01 17:45 UTC 版)

通し矢(とおしや)は、弓術の一種目。堂射(どうしゃ)、堂前(どうまえ)などともいう。京都蓮華王院(三十三間堂)の本堂西側の軒下(長さ約121 m)を、南から北に矢を射通す競技である。様々な種目があったが、一昼夜に堂の南端から北端までの全長を射通した矢の数を競う「大矢数」が有名である。




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通し矢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 20:26 UTC 版)

三十三間堂」の記事における「通し矢」の解説

詳細は「通し矢」を参照 本堂西側軒下長さ約121m)を南から北に矢を射通す弓術競技安土桃山時代行われ始め江戸時代前期各藩弓術家により盛んに行われ、京の名物行事となった。縁の北端に的を置き、縁の南端から軒天井当たらぬよう矢を射抜きその本数を競った右上浮世絵画像参照)。藩の後押し多く弓術家技量競ったことから弓術家の名誉となり、一昼夜での通し矢数を競う大矢数」の記録達成者は「天下一」を称した貞享3年1686年4月27日紀州藩和佐範遠大八郎)が総矢数13,053本中通し矢8,133本で天下一となり、これが現在までの最高記録である。 その伝統に因み、現在は「楊枝のお加持大法要と同日1月中旬)に、本堂西側射程60mの特設射場で矢を射る三十三間堂大的全国大会が行われる。大会参加者のうち新成人女性振袖袴姿で行射す場面は、しばしばニュース番組等で取り上げられる一般的には「通し矢」と呼ばれているが、60mは弓道競技の「遠的」の射程であり、軒高による制限もないことから、江戸時代の通し矢における風景はまった異なっている。

※この「通し矢」の解説は、「三十三間堂」の解説の一部です。
「通し矢」を含む「三十三間堂」の記事については、「三十三間堂」の概要を参照ください。

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