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けい‐ぎん【軽銀】

読み方:けいぎん

アルミニウムのこと。


アルミニウム

(軽銀 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 03:38 UTC 版)

アルミニウム: aluminium, : aluminum[注 1], : alūminium[3])は、記号Al、原子番号13の化学元素である。アルミニウムは他の一般的な金属よりも密度が低く、鋼鉄の約3分の1である。酸素との親和性が高く、空気に触れると表面に酸化物の保護膜が形成される。外観はに似ており、色も光を反射する性質も強い。軟らかく、非磁性延性がある。アルミニウムの同位体組成はほぼ100%が安定同位体27Alであり、この同位体は宇宙で12番目に多い核種である。26Al放射能放射年代測定に利用される。


注釈

  1. ^ 北米ではaluminumの綴りが用いられ、国際的にはaluminiumの綴りが用いられる[2]
  2. ^ 訳注:ここでの「土」は西洋の四元素における土元素を意味する。
  3. ^ 原文:Was Oersted für einen Aluminiumklumpen hielt, ist ganz gewiß nichts anderes gewesen als ein aluminiumhaltiges Kalium.[41]
  4. ^ 産金法(1937年)、金、銀又は白金等の取引等取締に関する件(1945年)、貴金属地金の取引等についての帳簿及び報告に関する政令(1949年)の廃止と同時に新設された貨幣回収準備資金に関する法律(2002年)により、財務大臣は貨幣回収準備資金に属する地金(引換貨幣及び回収貨幣を含む)を貨幣の製造に要する地金として造幣局に交付することができる。

出典

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  50. ^ 財務省「地金の売払いスケジュール(地金の売払い見通し)」


「アルミニウム」の続きの解説一覧

軽銀

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 02:08 UTC 版)

名詞

けいぎん

  1. アルミニウムの古い呼び方



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