ざいせい‐とうゆうし【財政投融資】
財政投融資(ざいせいとうゆうし)
社会資本の整備などのため、国が特殊法人に資金を貸し付けること。財投債といわれる国債を原資として、都市整備公団や日本道路公団などの特殊法人に、有利子で貸付を行う。
民間では実施が難しい公共財の供給を、財政資金の配分を通じて行うことから、資源配分の役割がある。また、景気に応じ財政支出を行うことで、景気を安定的させる景気調整の役割があるとされる。
一般会計の半分に迫る額から「第二の予算」とたとえられる。特別予算として、国会の議決が必要である。平成16年度では国の一般会計82.1兆円に対し、財政投融資は20.5兆円だった。
過去の経歴では平成8年度がピークで40.5兆円の発行があった。しかし、財政投融資はコストパフォーマンスの面で批判が強く、現状は財政投融資の規模は年々縮小している。
(2000.08.31更新)
財政投融資
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/15 09:24 UTC 版)
財政投融資(ざいせいとうゆうし)とは、財政投融資特別会計国債(財投債)の発行など日本国政府の信用に基づいて調達した資金を財源として、政府が特殊法人等の財投機関に対して有償資金を供給し、財投機関はそれを原資として事業を行い、その事業からの回収金等によって資金を返済するという金融的手法により行われる投資及び融資の活動である[1]。
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