豊の秋【ユタカノアキ】(野菜)
登録番号 | 第12477号 | |
登録年月日 | 2004年 12月 8日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 豊の秋 よみ:ユタカノアキ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 豊橋温室園芸農業協同組合 | |
品種登録者の住所 | 愛知県豊橋市高洲町字小島103番地の1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 冨永進吉 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「栄」の自然交雑実生から育成されたものであり、花は鮮黄色のかなり小輪で、つま物向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長は短、葉幅はやや狭、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、葉の基部の形は凹、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさはかなり小、厚みは極低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は極少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は桶弁、先端の形は歯状、花弁の長さは極小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らな円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。「とよおんちぎり」と比較して、葉の基部の形が凹であること、外花弁表面の色が鮮黄であること等で、「豊秋」と比較して、花弁の形が樋弁であること、外花弁裏面の色が明黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県豊橋市)において、「栄」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「豊秋」であった。 |
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