語源と派生語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 02:24 UTC 版)
クニャージ(古代スラヴ語ではkъnęzь)はゲルマン祖語の語根・kuningを語源とする言葉であり、ドイツ語のKönig、英語のking、ロシア語のкороль(korol')などと同源の言葉であるという説がある。また、いくつかのスラヴ語派の言語においては、他の意味をなす単語が派生している。ブルガリア語のкнез(年長者)、チェコ語、スロバキア語、ポーランド語のknez、ksiąz(司祭)などである。 各言語におけるクニャージの表記は以下の通りである。 スラヴ語派ロシア語:князь ウクライナ語:князь ベラルーシ語:князь ポーランド語:książę チェコ語:kníže, kněz スロバキア語:kňaz セルビア語:кнез クロアチア語:knez スロベニア語:knez ブルガリア語:княз スラヴ語派以外ルーマニア語:cneaz ハンガリー語:kenéz チュバシ語:князь オセット語:князь タタール語:kenäz サーミ語:gonagasまたはkonagas (スカンジナビアの言語経由と推測される) リトアニア語:kunigaikštis(ドイツ語もしくはポーランド語経由と推測される) ラトビア語:kungs(氏・殿などの敬称の意。ドイツ語もしくはポーランド語経由と推測される)
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