裁判終盤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 05:32 UTC 版)
「マイケル・ジャクソン裁判」の記事における「裁判終盤」の解説
裁判終盤にはジャクソンは病院通いが続く。2005年2月15日には郡地裁で陪審員を選任する手続きが行われようとしていたが、マイケルが入院したため延期された。2005年3月10日には、背中の痛みで病院で手当て中で裁判に出廷しなかった際、裁判長は逮捕状を用意し「1時間以内に出廷しなければ逮捕状を執行し、300万ドルの保釈金も没収する」と宣言するという事もあった。そのためマイケルは背中の痛みをおしてパジャマ姿で出廷した。56キロあった体重が40キロまで落ちたという話もあり、父ジョーの支えがなければ歩けない様子も報道された。映像では髪は乱れ足取りもふらつき、顔はやつれていた。判決直前は背中の痛みを訴えて病院に通い、6月7日には集中治療室に入った。 同性愛者や少年愛者の問題、人種差別問題なども関連して過熱を極め、アメリカも裁判の様子を連日放送した。人々の間では「マイケルは無実だ。幼児性愛者でもなんでもない」「ある程度はそうかも知れないが有罪にするほどのことはやっていない」「マイケルは検察側の言うとおり変態だ。支持する奴も変人だ」など様々な意見が出され、世界中で大きな話題となった裁判の結末に注目が集まった。 判決直前には連日、早朝から約2000人の取材陣と約100人のファンが地裁前に集まり、ファンからは「イノセント(無罪)!」のコールが飛び交っていた。マイケルに有罪評決が下った場合にファンが暴徒化する可能性もあったため、警察官約700人をすぐに展開できるように準備もしていた。
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