えいせいこうほう‐システム〔ヱイセイカウハフ‐〕【衛星航法システム】
読み方:えいせいこうほうしすてむ
衛星測位システム
別名:衛星航法システム
【英】navigation satellite systems
衛星測位システムとは、人工衛星を利用して現在位置を計測するシステムのことである。代表的なシステムとしてGPS(Global Positioning System)がある。
衛星測位システムは、複数の衛星から発信された時刻信号を地上で受信し、その電波のわすかな遅延の差を測ることで地上の座標を測定する。座標測定には3基から4基の衛星が用いられる。GPSのように全地球を測位対象とするシステム(全地球測位システム)の場合、常に地球全体を対象とするために計30基前後の衛星が必要となる。
GPSは米国が運用する全地球測位システムの名称である。1990年代半ばに全地球測位を実現し、カーナビやスマートフォンの地図アプリなどで広く利用されている。GPSの他に、2011年に全地球測位が可能となったロシアの「GLANOSS」、2010年代前半に稼動開始予定であるEUの「ガリレオ衛星プロジェクト」、中国が2020年代の稼動開始を目指して構築を進めている「北斗衛星導航系統」などがある。
日本では、GPSと連携して日本国内の高精度測位を実現する「準天頂衛星システム」の構築を目指し実証試験が進められており、2010年に測位衛星「みちびき」が打ち上げられている。
衛星航法システム
複数の人工衛星から発射される電波をキャッチして、その受信時間差から緯度・経度で現在位置を確認するシステム。アメリカが軍事用に開発、民間に開放された。カーナビゲーションの発展に大きく貢献している。
参照 GPSナビゲーションシステム衛星測位システム
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