行疫神とは? わかりやすく解説

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疫病神

(行疫神 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 08:26 UTC 版)

疫病神厄病神(やくびょうがみ)は、世の中に疫病をもたらすとされる悪神疫神厄神(やくしん、やくじん、えきしん)、行疫神(ぎょうやくじん、ぎょうえきじん)ともいう[1][2]。家々のなかに入って人びとを病気にしたり、災いをもたらすと考えられている[3](ここから転じて「他人に忌み嫌われる人」に対する蔑称として使われることもある)。


注釈

  1. ^ 比叡山延暦寺の中興の祖として知られる10世紀の実在の僧良源のこと。良源が鬼に化けて疫病神を追い払ったという伝説にちなみ「角大師」が生まれた。通称「厄除け大師」。
  2. ^ 江戸時代宝暦年間に木崎惕窓が福井藩の領内での聞き書きを編集した書。『福井県郷土叢書』に収載されている。

参照

  1. ^ a b c 村上(2000)pp.338-339
  2. ^ 行疫神とは - コトバンク
  3. ^ a b c 豊島(1999)pp.254-255
  4. ^ a b 多田(1990)pp.280-281
  5. ^ やくびょう‐がみ〔ヤクビヤウ‐〕【疫病神】”. Yahoo!辞書. ヤフー株式会社. 2009年2月1日閲覧。
  6. ^ 近藤瑞木編『百鬼繚乱 江戸怪談・妖怪絵本集成』国書刊行会、2002年。ISBN 978-4-336-04447-1 
  7. ^ 松原茂 『日本の美術 第302号 絵巻=融通念仏縁起』 至文堂 1991年 口絵第11図
  8. ^ 横手郷土史編纂会 『横手郷土史』 横手町 1933年 363頁
  9. ^ 巖谷小波 『大語園』 第1巻 1935年 平凡社 731-732頁 「疫神の道連」
  10. ^ 水木(1994)p.456 「疫病神」
  11. ^ 柳田國男 著, 関敬吾 大藤時彦 編 『増補 山島民譚集』 平凡社 1969年 32-33頁
  12. ^ 国分寺市立図書館 デジタル博物館 「疫病神の詫び証文 3点」 https://library.kokubunji.ed.jp/museum/detail/146  2018年4月19日閲覧。
  13. ^ 岡山県教育委員会 『岡山県民俗資料調査報告書』 1967年 27頁


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