蓑脇の時水
●寄りみち | 武生市味真野地区の蓑脇町に、標高611メートルの大平山がある。この山には頂上が二つあり、北向きの谷間は、木呂谷と呼ばれている。その中腹に、洞孔の奥の亀裂から、ほぼ60分間隔で、最高200�Pの水が吹き出している間歇冷泉が存在する。 水量は季節や降雨などに関係なくほぼ一定し、最高噴出水位から50分ほど経つと、最低水位となり、止まることはない。 最高水位に近くなると、下流の滝の音が大きくなり、昔、山で仕事をしている人たちが、この音を時計がわりにしたことから、「蓑脇の時水」と呼ばれた。間歇の原理は定かではないが、地元の人たちは、この不思議な自然現象を大切に守り伝えている。 |
列車・バス=JR武生駅から五分市方面へのバスで30分、蓑脇下車。そこから徒歩50分。 |
時水
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/02 15:35 UTC 版)
時水(ときみず)とは、福井県越前市味真野(あじまの)の山中[1]にある間歇冷泉。蓑脇の時水(みのわきのときみず)とも呼ばれる。
- ^ 「味真野のんびりお散歩:自然探訪(14)時水」(pdf)『味真野物語観光パンフ』、越前市、中面。
- ^ “ブルーシグナル 蓑脇の時水の音”. www.westjr.co.jp. JR西日本. 2021年5月10日閲覧。
- ^ “福井の文化財「時水」- 県指定名勝”. 福井県. 2015年12月12日閲覧。
- ^ 「北陸(49)福井県/越前市 蓑脇の時水、音風景の種類:陸水」『残したい日本の音風景100選』(pdf)環境省 (当時環境庁)、1996年(平成8年)、4, 14頁 。2021年5月10日閲覧。
- ^ a b c d 秘書広報課 (2017年2月23日). “残したい日本の音風景100選 「蓑脇の時水」”. 越前市ホームページ. 越前市. 2021年5月10日閲覧。
- ^ 越前市市民自治推進課(越前市公式ホームページ)「表2-11 緑化等に取り組んでいる活動団体の一覧」(pdf)『越前市緑の基本計画』、越前市、2008年(平成20年)3月、23頁。
- ^ “エントリーNO.125 越前市蓑脇町「神秘の泉 時水の守り人」”. 福井テレビ. 2019年12月15日閲覧。
- ^ a b 「暮らしに息づく伝統文化を探る:福井県小浜市 御食国若狭」『ブルーシグナル Blue Signal』第164巻1月号、JR西日本、2016年、2021年5月10日閲覧。
- ^ 川上一馬、藤井厚志「福井県武生市の間歇冷泉「時水」 付.味真野の洞窟とケイビング」『日本洞窟学会第25回大会秋吉台大会講演要旨』1999年。
- ^ 藤井厚志、川上一馬「福井県越前市のカルスト性間欠冷泉(時水)について」『大阪経済法科大学地域総合研究所紀要』第5号、2013年。
- 1 時水とは
- 2 時水の概要
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