自殺の動機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 23:05 UTC 版)
「横浜女子中学生集団飛び降り自殺事件」の記事における「自殺の動機」の解説
AとBは同じ磯子小学校出身で自宅がかなり近かったこともあり、中学になってクラスが分かれても一緒に登下校しており、また、よく遊びに出かけてもいた。 3人は高校受験を控えていたが、Aは県立高校と私立高校、Bは横浜市内の私立高校受験が決まっており、合格も間違いないとみられていた。また、Cは鶴見区の私立高校への推薦入学が決まっていた。この事態に岡村中学の校長Tは、「3人とも成績は普通で今の実力なら進学はできたはず。進路指導にも問題はなかった。なぜ自殺したのか全くわからない」と話した。 また、3年6組の担任である教師Hは、「終業式が終わり、BとCが帰る際、Cに成績が上がってよかったねと声を掛けたら、ニコニコしながら帰っていった。BもCもごく普通の子。何も思い当たることはない」と述べた。 友達や近所の住民も、「あんな明るい子がどうして。全く心当たりがない」と語った。 磯子警察署によれば、自殺した3人が磯子駅で友達2人と別れてからビルに入り込むまでに約40分の空きがあったことから、この間に3人のうちの1人が悩み事を打ち明けて、それに2人が同情して自殺の相談がまとまったではないかと推測した。また、ある友達の話によれば、3人のうちの1人は男友達とのことで悩んでいたという。その女生徒の自宅からは男友達との交換日記らしいメモも見つかった。それは男言葉で書かれており、総じて支離滅裂な走り書きだったが、男友達に関する悩みとともに、両親の離婚話が持ち上がっていたことへの悩みも見て取れたという。さらには、死に憧れているとも受け取れる英文が見出された。
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