職種との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 05:04 UTC 版)
IT職種の総称 ITエンジニアは専門分野により細分化されるが、それらを包含する意味で用いられる。代表的な専門職種を下記に列挙する。ITコンサルタント - IT戦略の策定やシステム監査等 プロジェクトマネージャー - システム構築のプロジェクト責任者や管理者、リーダー等 ITアーキテクト - システム全体の構造の設計者 ITスペシャリスト - 要素技術(データベース、ネットワーク、セキュリティ、プラットフォーム等)を専門とするエンジニア 専門職種は技術の発展に伴い次々と新しい職種が考案される状況となっており、また既存の職種についても定期的な役割定義の見直しが実施されている。例えば以下のような職種である。ITストラテジスト ビジネスアナリスト クラウドエンジニア グロースハッカー ホワイトハッカー データアナリスト データサイエンティスト 専門分野を持たないエンジニア 新卒者やキャリアの浅いエンジニアは専門分野を持たないため、職種として専門職種ではなくITエンジニアが用いられる。また、企業側が配属後に専門職種を決定する場合に求人の募集要項にITエンジニアが用いられる。 複数の専門分野を兼務するエンジニア 日本のIT産業が自動車産業をモデルに発展した経緯から、一人で複数の工程や職務を兼務する多能工(マルチスキル)型のエンジニアが一般的で、「ITエンジニア」と「専門職種」をシチュエーションに合わせて使い分けて用いられる。例えば、職種としてはITエンジニアだが、Aプロジェクトではプロジェクトマネージャー、Bプロジェクトではシステムエンジニアとプログラマを兼任、Cプロジェクトではセールス・ITコンサルタントといった具合である。多能工(マルチスキル)型のエンジニアは他の職種を担当(兼務)することが求められるため、キャリアを積むに従ってジョブチェンジ(職種変更)が発生する。これは別の見方ではIT領域に限定したゼネラリスト型(総合職)と捉えることができる。 職種変更(マルチスキル)の例 PG → SE → アーキテクト → PM → コンサルタント、管理職 オペレーター → 保守運用担当者 → ITスペシャリスト → アーキテクト → コンサルタント、管理職 ゼネラリスト型の例 オフショア開発時の「ブリッジSE」 最新技術調査のための「リサーチャー」 クレーム対応や雑用 ※ITSSで定義されていない職務等
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