羽根藩士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 06:37 UTC 版)
中根 兵右衛門(なかね へいえもん) 羽根藩家老。秋谷が側室との不義密通事件をどのように家譜に記すのか報告するよう庄三郎に命じる。 原 市之進(はら いちのしん) 奥祐筆差配。奏者番。兵右衛門の懐刀と言われる切れ者。 水上 信吾(みずかみ しんご) 元祐筆役。兵右衛門の甥で、庄三郎とは幼なじみの親友。 初代藩主から頂戴した拝領紋が入った裃に庄三郎の筆から墨が飛び、怒りから庄三郎に斬りかかろうとした際、防ごうとした庄三郎に足を斬られる。腱を切り歩行が不自由になったため、致仕して江戸へ遊学に出る。 赤座 与兵衛(あかざ よへえ) お由の方の養父。馬廻役。お由の方襲撃事件の首謀者。 赤座 弥五郎(あかざ よごろう) 与兵衛の五男でお由の方の義弟。父と共にお由の方派の中心であったが、形勢不利と見るやお美代の方派に寝返り、お由の方を襲撃した際に秋谷に斬られる。 矢野 啓四郎(やの けいしろう) 郡方の役人。元は勘定方だったが、商人から賄賂を得ていたことが露見し、郡方に配属された。 浅井 又兵衛(あさい またべえ) 近習頭。 久藤 勝五郎(くどう かつごろう) 書院番。 井上 俊也(いのうえ としや) 勘定方。 中根 刑部(なかね ぎょうぶ) 家老。寛永8年の家来騒動により、遠島の裁きを下される。 平田 三右衛門(ひらた さんえもん) 江戸留守居役。家来騒動により遠島の裁きを下される。 中根 大蔵(なかね おおくら) 中根刑部の子孫で兵右衛門の父。近習として別荘で義兼に仕えていた。義民上訴後、用人に取り立てられ、10年間務めた後亡くなる。中根家の復権の土台を築いた。
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