統計史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 09:25 UTC 版)
米国国勢調査局によって、初めて標準都市圏地域 (SMA) として統計されたのは1950年である。このとき、「ニューヨーク=北東ニュージャージー都市圏」の領域には、17の郡を含むとされていた。このうち9郡(ニューヨーク市の5つの行政区、ナッソー、サフォーク、ウェストチェスター、ロックランド)はニューヨーク州に、8郡(バーゲン、ハドソン、パセーイク、エセックス、ユニオン、モーリス、サマーセット、ミドルセックス)はニュージャージー州にある。 1960年には、都市圏の基準が改正され、大都市統計地域 (SMSA) に改名された。基準改正に伴い、以前までの都市圏の領域は分割された。ニューヨーク州の9郡は「ニューヨークSMSA」に、ニュージャージー州の3郡(エセックス、ユニオン、モーリス)は「ニューアークSMSA」に、2郡(バーゲン、パセーイク)は「ペターソン=パセーイク=クリフトンSMSA」に、ハドソン郡は「ジャージー・シティSMSA」になった。また、ミドルセックスとサマーセットの2郡は、首都圏から外された。 1973年には、都市圏の基準が再び改正された。これに伴いナッソーとサフォークの2郡は「ナッソー=サフォークSMSA」として独自のSMSAとなり、バーゲン郡(もともとはペターソン=パセーイク=クリフトンSMSAの一部)はニューヨークSMSAの一部となった。さらに、ニューヨークSMSAにはパットナム郡(以前は都市圏ではない)が、ニューアークSMSAにはサマーセット郡が加入し、2つのSMSA(「ニューブランズウィック=パースアンボイ=セイアーヴィルSMSA」(ミドルセックス郡)と「ロングブランチ=アスベリー・パークSMSA」(モンマス郡))が誕生した。 1983年には、上記で解説しているCMSAの概念が初めて実施された。CMSAは、いくつかのPMSAから構成される。「ニューヨーク=ニュージャージー北部=ロングアイランドCMSA」は12のPMSAから構成される。1950年代のSMAを分割し、7つのPMSAが誕生した:ニューヨーク、バーゲン=パセーイク、ジャージー・シティ、ミドルセックス=サマーセット=ハンタードン(ハンタードン郡は初めて都市圏となった)、モンマス=オーシャン(オーシャン郡は初めて都市圏となった)、ナッソー=サフォーク及びニューアーク(サセックスは初めて都市圏となった)。また、オレンジ・カウンティPMSA(以前はニューバーグ=ミドルタウンPMSA)が追加された。他の4つのPMSA(ブリッジポート、スタンフォード、ノーウォーク、ダンベリー)は、以前もコネチカット州のSMSAだった。 1993年には、4つのPMSA(トレントン(マーサー郡)、ダッチェス・カウンティPMSA、ウォーターベリーPMSA、ニューヘイブンPMSA)がニューヨーク=ニュージャージー北部=ロングアイランドCMSAに加えられた。サセックス、ウォーレン、パイクの3郡もCMSAに加わった。CMSAは、2000年の国勢調査からデータ集計に用いられている。2003年には、さらに標準の新しいセットであるコアベース統計地域が確立され、2010年時点でも使用されている。CBSAは、古いCMSAに分割することになった:ニューヨーク=ニュージャージー北部=ロングアイランド、ポキプシー=ニューバーグ=ミドルタウン、トレントン=エウィング、ブリッジポート=スタンフォード=ノーウォーク(ダンベリーを含む)、ニューヘイブン=ミルフォード(ウォーターベリーを含む)。
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