組織の能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 17:20 UTC 版)
国際情報統括官組織には、前述のように外交官が配属されているが、配属期間は数年ほどである。 外務省では外交官として採用された人物は、研修語(専門とする外国語)を決められ、研修語が現地語となっている国の大学院などで2年ないし3年の在外研修を受ける。さらに、研修語が現地語となっている地域の在外公館に原則1回以上は在勤するため、外交官の語学力・現地情勢の知識は高い。そのため、分析能力については評価する向きもある。[要出典] しかし外務省の構造的な問題として、国際情報統括官組織の地位は比較的低く、情報収集の最前線である在外公館との連携も不十分であるとされる。また、国家公務員I種で採用されたキャリア外交官はジェネラリスト的な人事が優先され、研修語が通用しない地域の在外公館に配属されることも多い。そのため、在外公館の情報収集体制にも問題があるとも言われる。
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