第10の哨戒 1943年11月
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「スレッシャー (潜水艦)」の記事における「第10の哨戒 1943年11月」の解説
11月1日、スレッシャーは10回目の哨戒でトラック諸島方面に向かった。この頃、ギルバート諸島攻略のガルヴァニック作戦が進められており、これを阻止する日本艦隊がトラックから出てくることも考えられた。そこで、トラックの環礁の各入口や予想進路上に潜水艦を配置して、迎撃する計画が立てられた。スレッシャーはトラックの北方に配備された。11月12日朝、スレッシャーは北緯09度02分 東経152度46分 / 北緯9.033度 東経152.767度 / 9.033; 152.767の地点で南下してきた第3101船団を発見。2隻の護衛艦をやり過ごし、特設運送船武庫丸(太平汽船、4,862トン)に向けて魚雷を3本、別の目標に向けてもう3本発射。武庫丸に向けられた魚雷は命中し、武庫丸は沈没。直後、護衛の駆逐艦朝風が反撃し、20発の爆雷を投下した。この攻撃でスレッシャーは艦内の各部に浸水が発生し、これ以上の哨戒続行を断念した。11月29日、スレッシャーは29日間の行動を終えて真珠湾に帰投。艦長がダンカン・C・マクミラン少佐(アナポリス1926年組)に代わった。
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