第三章での実践的論説とは? わかりやすく解説

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第三章での実践的論説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 04:38 UTC 版)

臣民の道」の記事における「第三章での実践的論説」の解説

皇国臣民としての修練 國體の本義徹し皇國臣民たるの確固たる信念生き氣節尊び識見長じ鞏固な意志旺盛な體力とを練磨して、よく實踐力を養い、以つて皇國歴史的使命達成邁進すること、これ皇國臣民として積むべき修練である。この修練重ねてこそ、臣民の道實踐せられ、大東亞共榮圏指導すべき大國民として風尚作興せられる国民生活 皇土にあらざるはなく、皇國臣民にあらざるはない。されば、私生活を以つて國家に關係なく、自己の自由に屬す部面であると見做し私意を恣にするが如きことは許されないのである。一の食、一着の衣と雖も單なる自己のみのものではなく、また遊ぶ閑、眠る間と雖も國を離れた私はなく、すべて國との繋がりにある。かくて我等私生活の間にも天皇歸一國家奉仕するの念を忘れてはならぬ我が國に於いては、官に仕へるのも、家業從ふのも、親が子を育てるのも、子が學問をするのも、すべて己の分を竭くすことであり、その身のつとめである。我が國民生活の意義はまさにかくの如きところに存する家族国家観 我が國家族國家であるといふのは、家が集まつて國を形成するといふのではなく、國即家であることを意味し而して個々の家は國を本として存立するのである支配的自然観否定 我等安らかに日々の生活營み得るのは種々の物資あればこそであり、そこに自ら報恩感謝の念滲み出るのである。これ我が國民本來の心情である。然るに西洋近代思想の影響を蒙り、自然はこれを征服し利用すべきものであつて、これに感謝する如きことは無意味であり、不合理であると觀ずる傾向生じ、更に産業組織變化し大量生産が行はれるに至つて、物を尊重愛護する念は一層稀薄となつた。かくて日常家庭に於ける衣食の資に就いても、浪費濫用の弊は蔽ふべくもなかつたのである然るに支那事變發生以來國民齊しく資源愛護物資尊重すべきことを切實に敎へられるに至つた。我等日常生活の諸資料に就いてもとよりのこと、生産その他の資料に就いては、古來美風を再び今日生かし一物と雖も粗略にすべきものにあらずといふ眞の感謝愛護の念を以つて取り扱はねばならない職分奉公 凡そ皇國臣民の道は、如何なる職にあるを論ぜず國民各々國家活動如何なる部面擔當するかを明確に自覺し自我功利の念を棄て國家奉仕をつとめとした祖先遺風今の世再現し夫々の分を竭くすことを以つてこれが實踐要諦とする。

※この「第三章での実践的論説」の解説は、「臣民の道」の解説の一部です。
「第三章での実践的論説」を含む「臣民の道」の記事については、「臣民の道」の概要を参照ください。

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