祈らば晴れよ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 00:58 UTC 版)
吉野の行宮にて、五月雨晴れ間なかりける比、雨師の社へ止雨の奉幣使など立てられける時、おぼしめつゞけさせ給けるこの里は .mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}丹生(にふ)の川上 程ちかし 祈らば晴れよ 五月雨の空(大意:この吉野の里は、雨の神を祀る丹生川上神社に程近い。かつて、将軍源実朝は、雨も過ぎれば民の嘆きになる、と止雨を祈願したという。私もこのように祈るならば、晴れよ、憂鬱な五月雨の空よ) —後醍醐天皇御製、『新葉和歌集』雑上・1072 南朝を開いて吉野行宮にいた時代(1337年 - 1339年)に、五月雨が絶え間なく続いて、晴れの日がない頃に、雨の神を祀る丹生川上神社に勅使を立てて祈らせた時の歌。室町時代の説話文学である『吉野拾遺』にも、やや改変された形で引用された。
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