磨製石器
磨製石器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 14:45 UTC 版)
磨製石器は人が石を磨いてできあがった石器である。 J.ラボックによって新石器時代の指標とされたが、実際には中石器時代に当たる紀元前9000年に北西ヨーロッパや西アジアで局部磨製石器が出現している。 日本では旧石器時代である3万〜4万年前のものと推定される局部磨製石斧が、群馬県岩宿遺跡、栃木県磯山遺跡、長野県杉久保遺跡、東京武蔵野台地の栗原遺跡、千葉県三里塚55地点遺跡などから出土し、旧石器時代に磨製石器が存在したことが明らかになった。小田静夫によれば、日本の旧石器文化の磨製石斧は3-4万年前に集中し、その後は草創期にならないと出現しないが、現在、世界最古の磨製石器とされる。 「局部磨製石斧」および「石斧」も参照
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