じき‐ぞうふくき【磁気増幅器】
磁気増幅器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/29 02:27 UTC 版)
磁気増幅器(じきぞうふくき、英: magnetic amplifier)は、電気信号を増幅するための電磁気を応用した装置のひとつである。略して「マグ・アンプ(英: mag amp)」とも呼ばれる。磁気増幅器は20世紀の初めに発明され、堅牢さや大容量の電流が要求される用途で、真空管増幅器の代りに使用された。第二次世界大戦時、ドイツはこのタイプの増幅器を完成させ、V2ロケットなどに使用した。半導体とは異なり、放射線による誤動作が無いので、現在では、安全上重大で高い信頼性が必要なものや、極端に要求の厳しい用途にわずかに使用されるのみで、大部分がトランジスタを使用した増幅器に置き換えられている。
- ^ Abraham I. Pressman (1997). Switching Power Supply Design. McGraw-Hill. ISBN 0-07-052236-7.
- ^ George B. Trinkaus (2000). Magnetic Amplifiers. High Voltage Press. ISBN 0-9709618-5-5.
- 1 磁気増幅器とは
- 2 磁気増幅器の概要
- 3 関連項目
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