相次ぐ商業展開発表と炎上
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 01:02 UTC 版)
「100日後に死ぬワニ」の記事における「相次ぐ商業展開発表と炎上」の解説
2020年3月20日に本作の最終話がきくちのTwitterに投稿されて間もなく、「株式会社ベイシカ」名義で運営される作品公式Twitterアカウントと特設サイトが開設され、約1時間半後までに複数の商業展開が相次いで発表された。 最終話がワニの死を扱った内容であることや、最後まで「個人によるSNSへの投稿」という名目で連載されていたことから、SNS上では、突然の早急な商業展開に違和感を示す声や、「余韻に浸れない」「急に金の匂いがしてきた」「映画化は飛ばし過ぎでは」などの苦言が続いたほか、企業が「仕込み」を行っていた可能性や、大手広告代理店の関与を指摘する声もみられた。 さらに、同時にYouTubeで公開されたいきものがかりとのコラボムービーに、広告代理店の電通のスタッフ2名がクレジットされていた ことから、作品自体に電通が関わっていたとの噂が流布した。 これを受けて、ブラック企業対策プロジェクトの共同代表代表を務めている藤田孝典と2015年12月に発生した同社過労自殺事件の遺族が、同事件について振り返る際に本作を絡めて同社を厳しく批判した。ネット上では作品に対して「ワニはステマ」などのような批判的な主張も見られ、一時的にTwitterのトレンドにおいて『電通案件』が国内1位となり、炎上する事態となった。 電通の関与が噂されたもうひとつの発端として、きくちが2019年12月4日に打ち合わせで訪れた箱根ヶ崎駅の付近に「電通研究所」という企業があることが挙げられる。しかし、その企業は電気部品を扱う会社で、「広告代理店の電通」とは無関係である。さらに、きくちによると、これは現地にあるホームセンター「ジョイフル本田」の店舗でのライブペイントの打ち合わせで、本作品とも無関係だったとしている。
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